独アウディのハンガリー子会社、18年は減収

独高級車大手のアウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリアは14日、2018年通期の売上高が73億7,700万ユーロとなり、2017年(75億5,000万ユーロ)をやや下回ったと発表した。新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP)の導入に伴う生産台数の変動などが影響した。2018年のエンジン生産は195万4,301基(2017年:196万5,165基)、自動車生産は約10万台(2017年:10万5,491台)と、前年を僅かに下回った。

アウディ・フンガリアでは昨年、3気筒ガソリンエンジン、マイルドハイブリッド技術搭載の4気筒ディーゼルエンジンの生産が加わったほか、電気モーターの生産も開始した。エンジンを1日あたり約9,000基生産しており、VWグループの31の拠点に供給している。

自動車生産では夏から、アウディ・フンガリアにとって初めてのSUVモデルとなるアウディ「Q3」の生産を開始、2018年は計1万5,657台を生産した。アウディ・フンガリアで生産したモデルは世界90カ国以上に出荷している。2018年の輸出先の上位は、ドイツ、英国、米国、カナダだった。

アウディ・フンガリアの2018年末時点の従業員数は1万3,084人(2017年:1万2,307人)だった。

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