中国バス製造大手、セルビアで電気バス生産へ

中国のバス製造大手、銀隆(YinLong)グループが、買収を予定しているセルビア同業イカルバス(Ikarbus)の工場で電気バスを生産する計画だ。イカルバスのヴィチェンティッチ社長が22日明らかにした。

イカルバスは1月、銀隆が6月半ばに同社の株式51%を取得し、約950万ユーロの債務も買い取る計画であることを公表した。セルビアのステファノビッチ経済相は今月21日、銀隆がイカルバスを債務の清算と同時に子会社化することになると述べた。

イカルバスはベオグラード郊外のゼムン(Zemun)に工場を持つ。現在、独メルセデスとの提携でバスを生産し、大半を南東欧諸国に輸出している。同工場の年産能力は250台で、低床式連節バスや高速バスを生産している。

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