GMウズベク、カザフにSKD部品輸出開始

ウズベキスタン自動車産業公社(ウズアフトサノアト)傘下のGMウズベキスタンは18日、カザフスタン自動車最大手サリアルカアフトプロム(SariarkaAvtoProm)のコスタナイ工場に組み立て部品の供給を開始したと発表した。同工場では、ラボン(Ravon)ブランドの「ネクシアR3」をセミノックダウン(SKD)方式で生産する。

GMウズベキスタンはこれまでラボン・ブランドをロシアに輸出してきたが、市場を拡大するため年初にタジキスタンとアフガニスタンへの輸出も開始した。カザフスタンのラボン販売子会社には「ネクシアR4」を出荷する計画だ。

サリアルカアフトプロムはプジョー、JAC(安徽合肥江淮汽車)、現代自動車、ラボン、シボレー、スズキ、フォードなどの外国ブランドの販売や組み立てを手掛ける。同社の親会社アルール(Allur)とウズアフトサノアトは昨年、長期提携契約を交わした。

GMウズベキスタンの前身はウズアフトサノアトと韓国大宇自動車との合弁会社。2008年に大宇の出資シェアを米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)が買収して新出資者になったが、昨年資本撤退し、現在はウズアフトサノアトの完全子会社になった。アサカ工場は年産能力が約25万台で、シボレーおよびラボンの複数モデルを組み立てている。

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