ベラルーシとジョージアが産業分野での提携を拡大する。ベラルーシのルシー副首相は20日、ジョージアの首都トビリシで同国のバフタゼ首相と会談し、トラクターの生産提携の可能性について協議した。ジョージアは自国にトラクター生産の合弁会社を設立する一方で、ベラルーシに自国の農産物直販店を開設したい考えだ。
ルシー副首相によると、ベラルーシはトビリシと黒海沿岸都市バトゥミの公共バスの入札に参加するほか、エレベーターの輸出についても意欲的だ。バフタゼ首相との会談では、エレベーターの合弁事業設立の可能性も話し合ったという。
両氏はウクライナ経由での相互物流ソリューションやフェリーの連絡など、交通運輸分野での提携についても意見交換した。ジョージア首相広報室によると、バフタゼ首相は2カ月以内に物流分野の協調を実現するよう、関係部署にベラルーシと協力して作業に取り掛かるよう指示を出した。