Kamaz:商用車大手カマズ、モスクワに電動バス工場を新設

ロシア商用車最大手のカマズが、モスクワ市に電動バス工場を新設する。投資額は約10億ルーブル(1,400万ユーロ)で、開発センターも併設する。最大3,500人の雇用創出が見込まれる。

立地は市公共交通事業者モスゴルトランスの持つソコルニキ地区の敷地で、工場・開発拠点を合わせた床面積はおよそ7万5,000平方メートルとなる。年間500台以上の生産能力を整備する。.

カマズは過去2年間にモスクワ市から電動バス200台と充電スタンド67基を受注した。これまでに163台が運行している。市当局は来年末までにさらに300台を調達する計画だ。

カマズグループはタタルスタン共和国ナベレズヌイエ・チェルニーに本拠を置く。傘下に90社を納め、主に大型トラックとエンジンを生産する。昨年は売上高で1,862億ルーブル、営業利益で48億ルーブル(6,700万ユーロ)、純利益で16億ルーブル(2,200万ユーロ)を計上した。国営ハイテク企業体ロステックが49.9%を出資するほか、独ダイムラーも戦略投資家として15%資本参加している。(1RUB=1.70JPY)

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