シュコダ自、新しい周辺情報サービスを開始

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は4日、位置情報を利用した新しい周辺情報サービスの提供を開始した。チェコを手始めに、サービスエリアを段階的に広げていく。

インフォテインメントシステムを通じて、提携パートナーの情報をユーザーの習慣や自動車の現在位置、走行環境などに合わせる形で提供する。例えば、燃料が少なくなるとシステムが自動的に近隣の給油所の位置のほか、利用者個人に向けた割引情報を表示。ドライバーが利用を決めると道順を示して誘導し、その間にユーザーのスマホに割引用のバーコードを送付する。スーパーやホテル、飲食店、洗車サービスなどでも同じように情報を提供する。

まずは最新のインフォテインメントシステムを搭載するスカラ、カミク、スペルブ、カロック、コディアックの各モデルのドライバーを対象にサービスを開始する。近く、他のモデルにも広げる。

情報の提供を受けるには、シュコダのオンラインサービス「シュコダ・コネクト」からウェブアプリケーション「シュコダ・マーケットプレイス」に登録すればよい。アプリがドライバーの習慣や走行ルート、日課などを収集・分析し、1~2週間後には、一人一人にカスタマイズされた情報を提供できるという。ユーザーが自ら情報を探すことも、もちろん可能だ。

これまでに提携パートナーとして、墺OMVの給油所、洗車サービスのアウトミチュカ・エクスプレス、スナックバーのフルーティシモなどを獲得した。提携先の数は順次増加しており、宿泊施設や飲食店も加わる見通しだ。

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