丸文がポーランド社と販社契約、オンライン診療向け電子聴診器で

半導体など電子製品を扱う商社の丸文(本社:東京)は1日、遠隔医療ソリューションを提供するポーランドのステトミー(StethoMe)と代理店契約を結んだと発表した。無線通信機能を備えた「ステトミー電子聴診器」を2021年初めから販売する。同聴診器は人工知能(AI)による聴診音の解析が可能で、オンライン診療の拡充につながると期待される。

ステトミー電子聴診器の土台となるプラットフォームは、スマートフォンのアプリを介して聴診音を転送・記録し、人工知能(AI)の解析プログラムが異常音などを検出して医師に提供するシステムだ。取得したデータは管理用のダッシュボードに転送されるため、医師は遠隔地にいながら患者の聴診データを取得することができる。聴診結果をデータとして記録できることから、患者の病状の長期的な推移の把握にも役立つ。

ステトミーは2016年の設立。ポーランド西部のポズナンに本社を構える。

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