●自動運転や電気自動車、デジタル化に関する試験を行う予定
●投資額は約3億ユーロ、広さは9万平方メートル
独自動車大手BMWはこのほど、チェコ西部で整備を進める自動運転などに関する走行試験場を来年夏に開設する予定であることを明らかにした。投資額は約3億ユーロで、当初予定より5,000万ユーロ増えている。完成後は100人余りを雇用する。
試験場はドイツ国境に近いカルロヴィ・ヴァーリ州ソコロフに設置される。9万平方メートルに上る広さで、自動運転や電気自動車、デジタル化に関する試験も行う。3つの独立したテストコースがあり、運転支援システムに関する試験のほか、交差点進入時や非常ブレーキ、衝突回避システムの作動時の挙動の確認を行う予定だ。6キロメートルの長さを持つ周回コースでは自動車専用道で必要とされる自動運転技術のテストが行われる。
BMWはドイツのアシュハイム、フランスのミラマ、スウェーデンのアリエプローグにもテスト施設を持つ。