クロアチアのスパン、ザグレブにサイバーセキュリティセンターを開設

●イスラエルの専門機関と協力して設置、南東欧では初の施設

●国内のサイバーセキュリティの専門家を養成していく予定

クロアチアのIT企業スパン(Span)は6日、首都ザグレブにサイバーセキュリティセンターを開設したと発表した。同センターはイスラエルのサイバーセキュリティ教育機関サイバージム(Cybergym)と協力して設置されたもので、南東欧では初となる施設。今後国内のサイバーセキュリティの専門家を養成していく予定だ。

スパンはクラウドの導入や管理などに関するコンサルティングサービスを提供している。1993年に設立され、現在1,200の顧客を持つ。マイクロソフトやアマゾン・ウェブサービス(AWS)からサービス事業者として認定を受けている。

サイバージムはイスラエルのインテリジェンス関連機関の元職員らにより2013年に設立された組織で、イスラエル電力などの助成を受けている他、米マイクロソフトなどとも協力している。世界各地からこれまでに8万7,000人が同社のプログラムに参加している。

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