米ロッキード・マーティン、ルーマニアとAI研究で協力

●クルジュ・ナポカ工科大が同社と提携

●両者は開発したAI技術を軍事と環境の両分野で活用

ルーマニア政府は13日、同国のクルジュ・ナポカ工科大学と米防衛大手ロッキード・マーティンが提携し、人工知能(AI)分野の研究開発を共同で推進していくことを明らかにした。両者は開発した技術を軍事と環境の両分野で活用していく予定。

ロッキード社の代表団と会見したチウカ首相は、ルーマニアで同社が研究開発を行うことは両国の戦略的パートナーシップの証だと述べ、同社の投資を歓迎する意向を表明した。また産業協力による付加価値の創出と技術移転の推進にも期待を示した。

同首相は政府と同社の代表団との間で行われた多目的航空機とミサイル防衛システムの導入計画に関する協議について、黒海地域における同国の役割はますます重要になっていることから今後も安全保障に注意を払っていくと述べた。

上部へスクロール