化学

Merck KGaA―中国の細胞用培地メーカー買収―

製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は5日、中国の細胞用培地メーカーBeijing Skywing Technology Co., Ltd.を完全買収すると発表した。現地のワクチンメーカーやバイオ企業との関係 […]

二酸化炭素と水から合成ガス生産、太陽熱エネルギー利用で

太陽エネルギーを利用して二酸化炭素(CO2)と水(H2O)から合成ガス(一酸化炭素(CO)と水素(H2)の混合ガス)を生産する技術を、チューリヒ工科大学(ETH)を中心とする国際研究チームが開発した。太陽エネルギーの新た

ダイオキシン汚染、許容値の73倍に 独政府とEUは対策検討へ

今月3日に表面化した飼料の汚染事件が新たな局面を迎えている。問題を引き起こした企業の飼料原料から許容値の73倍に上るダイオキシンが検出されたほか、欧州連合(EU)の他の加盟国にも汚染の疑いのある卵が出荷されていたことが発

製造業売上2カ月連続で増加、11月はプラス0.7%に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2010年11月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.7%増となり、2カ月連続で拡大した。国内が0.6%増加、国外も0.8%の伸びを記録した。ただ、ユー

Beiersdorf AG―事業再編響き減益―

化学大手の独Beiersdorf(ハンブルク)が11日発表した2010年12月期暫定決算の営業利益(EBITベース)は5億7,900万ユーロとなり、前期から1%減少した。主力のコスメティック部門の事業再編に特別費1億2,

欧州委、SCジョンソンのサラ・リー事業買収で本格調査に

欧州委員会はこのほど、家庭用洗浄製品を手がける米SCジョンソンが米消費財大手サラ・リーの家庭用殺虫剤事業を買収する計画について、本格的な調査に着手すると発表した。初期調査の結果、EU内の一部の市場で競争を阻害する恐れが浮

Koninklijke DSM N.V.―米飽和酸メーカーMartekを買収―

ビタミン世界最大手の蘭DSM(ヘールレン)は12月21日、飽和酸製品の有力メーカーである米Martekを買収すると発表した。収益力の高い特殊化学分野に経営資源を絞り込む戦略の一環。2011年第2四半期の取引終了を見込む。

―同業Myllykoskiを買収―

欧州製紙2位のフィンランド企業UPM Kymmene(ヘルシンキ)は12月21日、同国の同業Myllykoskiを買収することで合意したと発表した。欧州の製紙業界は原料高騰と紙需要の減少に苦しんでおり、今回の買収は業界再

K+S

肥料大手の独K+Sが化学大手の米Dow Chemicalをニューヨークの裁判所に提訴した。Dow Chemicalから塩メーカーMorton Saltを買収した際の取引価格15億7,600万ドル(約12億ユーロ)が不当に

飼料からダイオキシン検出、農家1,000軒に販売禁止命令

独ニーダーザクセン州の食品衛生管理当局は3日、州内の養鶏・家畜農家1,000軒に対し鶏卵、鶏肉、豚肉などの販売禁止を命令した。許容度を超える濃度のダイオキシンが鶏卵から検出されたことを受けた措置。汚染源はHarles &

カーボン製品メーカーをDBなどが提訴、カルテルの損賠請求へ

ドイツ鉄道(DB)は20日、欧州の他の鉄道会社と共同でカーボン製品メーカーをロンドンのカルテル裁判所に提訴したと発表した。カルテルのしわ寄せで不当に高額な製品を購入させられたとして、損害賠償を求めている。各社の請求額は合

世界2位のカリ肥料メーカーが誕生、ウラルカリが競合買収

ロシアのカリ肥料大手、ウラルカリが国内の競合、シルヴィニトを買収する。世界的な食糧生産の拡大に伴って肥料の需要が高まることを見越し、合併で市場競争力を強化する狙い。新会社は17日株価ベースでの時価総額が239億米ドルに上

Conergy AG―債務整理で債権者と合意―

経営難の太陽電池メーカーConegy(ハンブルク)は17日、債務整理計画で債権者と合意が成立したと発表した。減資と増資を通して債務を大幅に圧縮することが柱で、12月21日に失効する融資枠契約も4年間の延長が認められた。同

Lanxess AG―蘭DSMの合成ゴム事業買収―

化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は14日、蘭同業DSMの合成ゴム子会社DSM Elastomersを譲り受けることで基本合意したと発表した。主力の合成ゴム事業を強化し、収益力を強化する狙い。買収金額は3億1,

BASF SE―南京にアクリル酸工場など新設―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は17日、中国同業SINOPECとの合弁会社BASF-YPC Co. Ltd.(BYC)に両社合わせて約10億ドルを投資することで基本合意したと発表した。南京の化学コンビナ

Merck KGaA―農業化学事業を売却―

製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は20日、農業化学事業をデンマークのバイオ企業Novozymesに売却すると発表した。他の事業との関連性が薄いため、放出を決定した。売却金額は2億7,500万米ドル(約2億

Novartis AG―米Alconを完全子会社に―

スイスの製薬大手Novartis(バーゼル)は15日、77%を出資する眼科医療関連製品大手の米Alconを完全子会社化すると発表した。残り株を総額129億ドルで取得する。Novartisは眼科医療事業でコンタクトレンズの

Beiersdorf

コスメティック大手の独Beiersdorfは20日、ハイエンドブランドのJuvena(ボディーケア)とMarlies Moeller(ヘアケア)をオーストリアの同業Troll Cosmeticsに売却すると発表した。同社

化学業界2010年生産高、34年来の大幅成長に

独化学工業会(VCI)は14日、2010年の業界生産高が前年比で11.0%増加し、1976年以来34年ぶりの大幅な伸びになるとの見通しを発表した。経済危機で落ち込んだ09年の反動が大きく、業界売上高も17.5%増の1,7

製造業売上が大幅拡大、10月は前月比4.1%増に

連邦統計局が9日発表した2010年10月のドイツ製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比4.1%増(暫定値)となり、9月の同1.4%減(修正値)から大幅に改善。1997年12月以来の高い伸びを記録した。

化学労組ベア6~7%要求へ

独鉱山・化学・エネルギー労組IGBCEは7日、来年2月に始まる化学業界の次期労使交渉で6~7%の賃上げを要求する方針を固めた。ミヒャエル・ファシリアディス委員長は記者会見で、業界の被用者は経済危機の最中に手当カットやベー

Wacker Chemie AG―米国に多結晶シリコン工場新設―

化学大手の独Wacker Chemie(ミュンヘン)は9日、米テネシー州に多結晶シリコン工場を新設すると発表した。太陽光発電向けを中心に需要の拡大が今後も続くと判断、同社全体の生産能力を大幅に引き上げる。総額11億ユーロ

Bayer AG―ポリカーボネート事業本部を中国移管―

化学・製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)は9日、アジア太平洋事業の強化戦略を打ち出した。2016年までに上海に約10億ユーロを投資、中国語圏市場の売上高を2015年までに2009年の21億ユーロから約50億ユーロへ

Beiersdorf AG―事業再編に2.7億ユーロ計上へ―

ボディー・ヘアケア用品大手の独Beiersdorf(ハンブルク)は10日、大がかりな事業再編計画を発表した。業績不振の化粧品を中核事業から外すほか、ブランドの数を削減。中国事業でのれん代の評価損も計上し、2010~12年

Gerresheimer AG―新興国などで小型買収検討―

医薬品用包装材の大手メーカー独Gerresheimer(デュッセルドルフ)が小型買収を通して新興国事業を強化する意向だ。同社のウヴェ・レールホフ社長への取材をもとに10日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。

Evonik

化学大手Evonikの取締役会が発電部門Steagの資本51%をノルトライン・ヴェストファーレン州の市営エネルギー公社7社からなるコンソーシアムに売却することを決定したことが13日、明らかになった。取引はEvonikの監

ダイヤ研磨の仕組み解明

ダイヤモンド砥粒(とりゅう)でダイヤモンドを研磨する際、ダイヤモンドの最表面がガラス状炭素(アモルファスカーボン)に変換されることを、フラウンホーファー材料力学研究所(IWM)の研究チームがコンピューターシミュレーション

バイエル、ポリカーボネート事業本部を中国に

独化学・製薬大手のバイエルは9日、アジア太平洋事業の強化戦略を打ち出した。2016年までに上海に約10億ユーロを投資、中国語圏市場の売上高を2015年までに2009年の21億ユーロから約50億ユーロに拡大する計画だ。アジ

BASF SE―スチレン系樹脂事業を英Ineosと合弁化―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は11月30日、スチレン系樹脂事業の合弁会社を英同業Ineosと折半出資で設立すると発表した。中東メーカーなどとの競争激化や利益率の低下、需要変動の激しさを踏まえた措置。独

BASF SE―マレーシア国営Petronasと提携拡大へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は6日、マレーシア国営石油大手Petronasと特殊化学品の現地生産に向けた実現可能性調査を共同実施することで基本合意したと発表した。両社はすでにマレーシアの合弁会社BAS

BASF SE―Cognis買収、EUが条件付き承認―

欧州連合(EU)の欧州委員会は11月30日、独化学大手のBASFが独同業Cognisを買収する計画を条件付きで承認したと発表した。BASFは競争上の問題に対応するため、塗料、接着剤などの原料となるヒドロキシモノマー関連の

3M―スイスの研削盤メーカーに友好的TOB―

大手複合企業の米3M(セントポール)は6日、スイスの研削盤メーカーWinterthur Technologies AGに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。研磨盤事業を強化することが狙い。TOB計画はWint

融雪剤、今冬も不足の恐れ

道路の雪を溶かす融雪剤(Streusalz)が昨冬に引き続き今冬も不足する懸念が浮上してきた。冬の寒波と積雪が例年よりも早く到来したためで、独肥料大手K+Sの塩事業担当者は『ベルリナー・ツァイトゥング』紙に対し、昨冬のよ

CO2分離でパイロット施設稼働、低コストと循環利用が特徴

火力発電所から排出される二酸化炭素(CO2)を低コスト・省エネルギーで分離・回収する2つの新技術を投入したパイロット施設が11月からダルムシュタットで稼働を開始した。1つは石灰を利用したCO2分離、もう1つは酸化金属から

化学卸12社にカルテル罰金

ドイツ連邦カルテル庁は7日、国内で事業展開する化学品卸業社が長年にわたって違法な価格カルテルを結んでいた問題で、計12社に対し総額1,511万ユーロの課徴金支払いを命じたと発表した。同庁はこのほかの16社に対しても捜査を

ヘンケル、セルビアに追加投資

ドイツの化学・日用品メーカー大手であるヘンケルが来年、セルビアに150万~250万ユーロを追加投資する計画だ。具体的な内容は明らかにされていない。 \ ヘンケルの対セルビア投資残高はこれまでに8,000万ユーロに上ってい

REACHの第一次登録終了、4300種のデータベース公開へ

欧州化学物質庁(ECHA)は1日、欧州連合(EU)の新たな化学物質規制「REACH」について、既存化学物質に対する第1段階の登録期限に設定された11月30日までに約4,300種の物質がECHAに登録され、2万4,675件

電球型蛍光灯、破損で水銀放出の危険

連邦環境庁(UBA)は2日、電球型蛍光灯(エコ電球)が落下などで破損した時に室内に放出される水銀(蒸気)の量が、環境基準(0.35マイクログラム/平方メートル)の最大20倍に達するとの測定結果を発表した。消費者センター全

REACHの第一次登録終了、4300種のデータベース公開へ

欧州化学物質庁(ECHA)は1日、EUの新たな化学物質規制「REACH」について、既存化学物質に対する第1段階の登録期限に設定された11月30日までに約4,300種の物質がECHAに登録され、2万4,675件の登録申請を

BASFのコグニス買収、条件付きで承認

欧州委員会は11月30日、独化学大手のBASFが独同業コグニスを買収する計画を条件付きで承認したと発表した。BASFは競争上の問題に対応するため、塗料、接着剤などの原料となるヒドロキシモノマー関連の事業を手放すことを求め

BASFとイネオス、スチレン事業を統合

化学大手の独BASFと英イネオスは11月30日、両社のスチレン関連事業を統合し、合弁会社を創設することで合意したと発表した、新会社「スタイロリューション(Styrolution)」は年間売上高が50億ユーロを超える化学メ

歯科用品・治療機器業界、今年は危機前売上水準に

ドイツの歯科用品・治療機器業界の売上高は今年、経済危機前の水準まで回復する見通しだ。独デンタル産業連盟(VDDI)のマルクス・ハイバッハ専務理事が経済紙『ハンデルスブラット』紙に対し明らかにした。VDDIには200社が加

RoHS指令改正案が欧州議会で可決、新たに医療機器など対象に

欧州議会は24日の本会議で、電気・電子製品への特定有害物質の使用を禁止した「有害物質の使用禁止に関する指令(RoHS指令)」の改正案を賛成多数で可決した。新たに医療機器などが規制の対象となり、鉛や水銀などの有害物質を使用

独プラスチック加工メーカー、ジェール工場が着工

独プラスチック加工メーカーのヴァイス・クンストシュトフフェアアルバイトゥングはこのほど、ハンガリー北部ジュールで工場の起工式を行った。同社は2007年から同地で工場を賃借して生産しているが、中東地域で需要が拡大しているこ

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