金融

BNPパリバ(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は19億1,000万ユーロで、前年同期から46%増加。投資銀行部門は不調だったが、リテール銀行部門が米国で黒字に転換するなど好調で、収益を押し上げた。貸倒引当金が47%減少し

ソシエテ・ジェネラル(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は8億9,600万ユーロとなり、前年同期の4億2,600万ユーロから急増。貸倒引当金を39%減の9億1,800万ユーロまで圧縮したことが大きな増益要因となった。 \

銀行救済基金設置へ、法案が連邦議会通過

深刻な経営危機に陥った銀行に救済資金を提供する基金の設立などを盛り込んだ金融規制法案が10月28日、連邦議会(下院)を通過した。今後、州の代表で構成される連邦参議院(上院)で審議され、2011年から施行される見通し。同基

新租税協定に独とスイスが調印

ドイツのショイブレ財務相とスイスのメルツ財務相は10月27日、ベルンで新租税協定に調印した。経済開発協力機構(OECD)の基準に従い脱税容疑者の情報交換を盛り込んだのが特徴で、スイスの銀行を利用してドイツ市民が脱税するこ

墺エルステ、7-9月期は16%増益

オーストリアの大手銀行エルステが10月29日発表した2010年7-9月期連結決算は、純利益が2億6,500万ユーロとなり前年同期から16%拡大した。大手顧客向け事業が景気回復を反映し好調だったうえ、貸し倒れ引当金が予想を

Bayer AG―7-9月期2ケタ台の増収増益に―

化学・製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)が10月28日発表した2010年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDAベース、特別項目を除く)は16億5,600万ユーロとなり、前年同期から10.5%増加した。

ワルシャワ証取のIPO、公募価格46ズロチに

中東欧最大規模の証券取引所であるポーランドのワルシャワ証券取引所の新規株式公開(IPO)で、機関投資家向け公募価格が仮条件の上限にあたる46ズロチに決定した。国家資産省とワルシャワ証取が10月29日、共同声明で発表した。

Daimler AG―利益見通し引き上げ、EBITで70億に―

自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は10月28日の決算発表で2010年通期の営業利益予測を従来の60億ユーロから70億ユーロへと引き上げた。上方修正は今年3度目。年初には最大23億ユーロとしていた。景気回復

ルーマニアのTLV銀行、1-9月期は44%増益

非外資系でルーマニア最大手の民間銀行であるトランシルヴァニア銀(TLV)行の1-9月期決算は純利益が6,970万レウ(1,630万ユーロ)となり、前年同期より44%増加した。現地経済紙「ズィアルル・フィナンシアル」が10

Duales System Deutschland GmbH(DSD)―親会社が売却か―

包装材の回収・リサイクリングを手がけるDSD(ケルン)を投資会社のKohlberg Kravis Roberts(KKR)が売却するもようだ。10月29日付『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙が業界内の情報とし

Deutsche Bank AG―7-9月期赤字転落、Postbank株評価損で―

独最大手銀行のDeutsche Bank(フランクフルト)が10月27日発表した2010年7-9月期(第3四半期)決算の最終損益は12億1,800万ユーロの赤字となり、08年第4四半期以来7四半期ぶりに損失を計上した。保

WestLB

公的救済を受ける条件として欧州連合(EU)の欧州委員会から身売りを義務づけられた独3位の州立銀行、West LBの買収に関心を示す投資家が2ケタ台に上ることを、同行の売却手続きを委任された弁護士のフリードリヒ・メルツ氏(

公開型不動産ファンド、清算3本に

公開型不動産ファンドで新たに2本の清算が決まった。Aberdeenが10月22日、「Degi Europe」(運用資金13億ユーロ)の清算を決定したのに続き、Morgan Stanleyも26日、「P2 Value」(8

スイスに不動産バブル懸念、中銀総裁が警鐘

不動産市場の過熱懸念がスイスで強まってきた。スイス国立銀行(中銀)のフィリップ・ヒルデブラント総裁は10月28日、「拡張的な金融政策が続けば続くほど、リスクが高まる」と発言。不動産バブルの兆候が出ているとの認識を示した。

ドイツ銀行(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算で12億ユーロの純損失を計上し、前年同期の黒字(13億8,000万ユーロ)から赤字に転落。保有するポストバンク株式の減損処理に23億ユーロを要したことが響いた。同要因を除いた損益は1

バンコ・サンタンデール(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は16億4,000万ユーロで、前年同期から26.4%減少。スペイン中銀のルール改正に伴い、貸倒引当金を大きく積み増したことが収益を圧迫した。同要因を除いた利益は5.1%減の2

スウェーデン中銀が追加利上げ、政策金利1%に

スウェーデン中央銀行は10月26日、政策金利を現行の0.75%から0.25ポイント引き上げ、1.0%にすると発表した。利上げは7月以降3度目で2カ月連続。景気回復に伴う消費者物価の上昇を見込み、追加利上げに踏み切った。

欧州議会と加盟国がファンド規制案承認、年内にも成立へ

EU加盟国、欧州議会、欧州委員会の3者は10月26日にブリュッセルで会合を開き、ヘッジファンドや未公開株式を投資対象とするプライベート・エクイティ・ファンド対する規制案を承認した。EU域外に籍を置くファンドの扱いをめぐり

「計画経済への後退」、独経済相が米財務相を批判

中国やドイツ、日本などの経常黒字国に対し米国のティモシー・ガイトナー財務長官が内需拡大などを通して経常収支の黒字幅を圧縮するよう要求したことに対し、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席したドイツのライナ

Honsel AG―資金繰りに行き詰まり倒産―

自動車用の軽金属部品を製造する独Honsel(メシェデ)は25日、アルンスベルク区裁判所に会社更生手続きの適用申請を行ったと発表した。事業再建に向けて銀行その他の債権者と続けてきた交渉がまとまらず、資金繰りに行き詰った格

A-Tec Industries AG―支払い不能で倒産―

オーストリアの大手複合企業A-Tec Industriesは20日、地元ウィーンの裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。業績が急速に悪化したことを受けて11月2日に予定する社債償還のメドが立たなくなり、支払い不能に陥っ

中東欧は財政再建と銀行システム回復を=IMF報告書

国際通貨基金(IMF)は20日発表した中東欧経済の見通しに関する報告書で、各国政府は経済成長を促すため、財政赤字の削減と銀行システムの修復を進める必要があるとの認識を示した。 \ 中東欧諸国は、金融危機を契機に欧米の投資

BASF SE―売上・利益で過去最高更新見込む―

化学大手のBASF(ルートヴィヒスハーフェン)は20日発表した2010年7-9月期(第3四半期)暫定決算報告のなかで、2010年12月通期の売上高が630億ユーロとなり、08年に記録した過去最高(623億ユーロ)を更新す

中東欧のプロジェクト融資は有望

伊金融大手ウニクレディトは、中東欧でのプロジェクト融資に大きなチャンスがあるとみている。クリーンエネルギーやインフラ整備などの分野で投資が拡大すると予想されるためで、向こう3年間で15億~18億ユーロのプロジェクト融資を

EBRD、カザフの公共交通の近代化を支援

欧州復興開発銀行(EBRD)はカザフスタン最大の都市アルマトイの公共交通会社AETに3,520万ドルを融資する。AETは同資金を活用して、環境に優しい市バス200台を購入する。EBRDはアルマトイ市の公共交通サービスの近

EBRD、アルメニア企業のエネルギー効率化を支援

欧州復興開発銀行(EBRD)は、アルメニアの民間企業のエネルギー効率向上を支援するため、同国のAnelik Bankに今後2年間で計300万ドルを融資する。Anelik Bankは生産ラインのエネルギー効率化や小型水力発

BBVA、トルコ銀への出資で交渉中

スペイン大手銀行のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)は21日、トルコのガランティ銀行への出資を検討していることを明らかにした。米ゼネラル・エレクトリック(GE)が保有する同行の株式21%を取得する方向

クレディ・スイス(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は6億900万スイスフラン(6億3,000万ドル)で、前年同期から74%減少。株式取引の減少で投資銀行部門が税引き前ベースで77%の減益となったことが大きく響いた。 \

銀行業界の利益、20%減少

ブダペストに本拠を置くインターナショナル・トレーニングセンター・フォー・バンカーズ(ITCB)がまとめた2010年上期のハンガリー銀行業界統計によると、国内銀行の税引き前利益の総計は1,765億フォリントで、前年同期から

「政府調達の改善を」、独経済相が日本に注文

ドイツのライナー・ブリューデルレ経済相は15日、訪問先の日本で大畠章宏・経済産業相などと会談したなかで、日本が欧州連合(EU)と自由貿易協定を締結することを支持すると述べるとともに、同協定を実現するには「いくつかの障害を

経済界が中国の資源囲い込みを批判

経済団体の共同組織であるドイツ経済界東欧委員会(OA)は13日発表したポジションペーパーの中で中国の資源戦略を強く批判した。中国が希土類の輸出を制限する一方で、国外の資源開発プロジェクトへの低利融資をテコに資源を囲い込ん

「ビッグ4」の法定監査寡占化にメス、欧州委が改革案策定へ

欧州委員会は13日、金融危機の再発防止に向けた規制改革の一環として、域内の企業に対する法定監査の見直しに着手した。大手会計事務所による寡占状態が財務情報に対する信頼性の低下を招いているとの分析に基づき、監査業務における競

自己資本規制違反の銀行を管理下に、EUが新ルール導入を検討

EUが金融危機再発防止策の一環として、自己資本規制を守らない銀行を当局の管理下に置くことを定めた新ルールの導入を検討している。ブルームバーグが12日報じたもので、欧州委員会は近く正式提案するもようだ。 \ ブルームバーグ

サンタンデールによるRBSの英支店取得を承認

欧州委員会は15日、スペイン最大手銀行バンコ・サンタンデールが英最大手銀行ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の英国内の約300支店などを取得する計画を承認したと発表した。 \ リーマンショックに伴う金融危機

スタンダードチャータード銀、33億ポンド増資

英大手銀行のスタンダードチャータードは13日、総額32億5,800万ポンドの増資を実施すると発表した。主要国の金融監督当局で構成するバーゼル銀行監督委員会が9月、国際業務を手がける銀行への新たな自己資本規制(バーゼル3)

欧州中銀が金利据え置き

欧州中央銀行(ECB)は7日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏16カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めた。金利据え置きは17カ月連続で大方の予想通り。 \ トリシェ総裁は理事会後の記者会見

Hansa Metallwerke AG―投資会社に身売り―

水洗金具の老舗メーカーHansa Metallwerke(シュツットガルト)は11日、オーナー一族が保有する同社株99.74%をスウェーデンの投資会社IK Investment Partnersが譲り受けることで合意した

公的年金への不安拡大、金融危機と財政難響く

公的年金に対するドイツ人の信頼が揺らいでいる。世論調査機関のアレンスバッハがポストバンクの委託で実施した老後の備えに関する最新アンケート調査によると、就労者の37%が「国家の財政難で年金受給額が減少する」と回答。「財政難

独世帯の6割が投資信託で資産運用 大半はそれと知らず

欧州経済センター(ZEW、マンハイム)が5日発表した投資信託調査レポートで、投資信託に出資している世帯が57%に達することが明らかになった。受益者が直接に投信契約を結ぶ世帯は全体の4分の1にとどまっており、大半は保険・年

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