コンピューター

エボニック―デジタル化に向け子会社設立―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は7日、事業のデジタル化を推進する目的で子会社エボニック・デジタルを年初に設立したと発表した。デジタル化の分野で競合企業に先んじることで競争力を高める狙い。デジタル活動を統括する役職 […]

3Dプリンター製ガスタービン翼、シーメンスが実用試験に成功

電機大手の独シーメンスは6日、3Dプリンターで製造したガスタービン翼の実用試験に初めて成功したと発表した。ガスタービン翼は高温など過酷な環境にさらされる部品で、強い耐久性が要求される。同社のパワー&ガス部門のヴィリー・マ

輸入物価が約5年ぶりの上げ幅、12月は3.5%に

ドイツ連邦統計局が1月27日発表した2016年12月の輸入物価指数は前年同月を3.5%上回り、12年1月以来の大きな上げ幅となった。同物価の上昇は2カ月連続。上げ幅は前月の同0.3%から急拡大した。これまで長く物価を押し

ボッシュ―IoTなどで開発費増加、営業減益に―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)が1月27日発表した2016年12月期暫定決算の営業利益(EBIT、特別要因を除く)は前期比6.5%減の43億ユーロへと落ち込んだ。為替差損や組織再編のほか、研究開発費の増加

情報通信業界好調、企業の8割が売上増を予想

独情報通信業界連盟(Bitkom)が国内の業界企業を対象に実施したアンケート調査によると、「今年上半期に売上高が増加する」との回答は80%に達し「減少する」の9%を大幅に上回った。売上増を予想する企業は特にソフトウエアと

独電機業界売上、今年は過去最高水準に

独電気電子工業会(ZVEI)は1月24日、独業界の生産高が今年は物価調整後の実質で1.5%増加するとの予測を発表した。売上高(ソフトウエアとサービスを含む)も昨年の1,790億ユーロ(見通し)から増加し、2008年に記録

トムトム―自動走行技術のスタートアップ買収―

カーナビ・デジタル地図大手の蘭トムトム(アムステルダム)は18日、自動走行技術の独スタートアップ企業オートノモスを買収したと発表した。自動走行分野の競争力を高め、競合のヒア、グーグルに対抗する。買収金額など取引の詳細は公

メディア・ザトゥーン―商品レンタルを試験導入―

家電販売大手のメディア・ザツゥーン(インゴルシュタット)は20日、傘下の家電量販チェーン、メディア・マルクトで商品のレンタルサービス「ミート・ミッヒ(Miet mich)!」を同日から試験導入すると発表した。消費者ニーズ

出光興産―スイスに新会社、有機EL材料を開発―

出光興産は18日、有機EL材料の開発会社をスイスに設立すると発表した。有機ELディスプレーの需要拡大を受けた措置で、今月中にも新会社、出光OLED・マテリアルズ・ヨーロッパを設立する予定だ。 有機ELディスプレーは近年、

ブルガリアのバイオ認証システム会社、欧州事業拡大

ブルガリアの認証システム大手バイオディット(Biodit)が、欧州事業拡大に乗り出している。昨年11月にアクセス制御システムの英データバック、ベルギーのANBとバイオメトリック認証システムの分野で業務提携したほか、今年中

卸売物価が4年2カ月来の上げ幅に、12月2.8%

ドイツ連邦統計局が13日発表した2016年12月の卸売物価指数は前年同月比で2.8%上昇し、4年2カ月ぶりの大きな上げ幅となった。同物価の上昇は3カ月連続。上げ幅は10月の0.5%、11月の0.8%を大きく上回っており、

自動走行技術で日独が協力

鶴保庸介科学技術担当相は12日、訪問先のベルリンでドイツのヨハンナ・ヴァンカ教育科学相と会談し、自動走行技術の研究で両国が協力することで合意した。自動車分野で世界トップの競争力を持つ日独が協力することで、自動走行の実用化

メルク―反射型ディスプレー分野で米社と提携―

液晶材料大手の独メルク(ダルムシュタット)は10日、反射型液晶ディスプレー開発の有力企業である米クリアリンク(CLEARink)と開発提携すると発表した。動画利用とカラー表示が可能なクリアリンクの反射型液晶ディスプレー技

カールツァイス―ARメガネをアップルと共同開発か―

光学製品大手の独カールツァイス(オーバーコッヘン)が米IT大手アップルと共同で拡張現実(AR)メガネを開発しているとの観測が浮上している。IT分野に詳しい米国のブロガー、ロバート・スコーブル氏がツァイス社員の情報として報

ネスト・ラボ―独市場に進出―

米IT大手アルファベットのスマート家電子会社ネスト・ラボがドイツ市場に進出する。ネスト・ラブの共同設立者であるマット・ロジャース氏が16日、ミュンヘンの国際デジタルカンファレンス(DLD)で明らかにしたもので、まずは2月

ティッセンクルップ―軍用船電子機器合弁を完全傘下に―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)は12日、軍用船向け電子機器製造の合弁会社アトラス・エレクトロニクの資本49%を欧州航空宇宙大手エアバスから譲り受け完全子会社化することで合意したと発表した。エアバスが同持

ダイムラー―配達ロボットベンチャーに出資―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は13日、バン部門メルセデス・ベンツ・バンズが配達ロボットの英有力スタートアップ企業であるスターシップ・テクノロジーズの転換社債を引き受け主導的な出資者(リードインベスター )

ヒア―インテルなど4社が出資へ―

独高級車大手ダイムラー、BMW、アウディの合弁会社であるデジタル地図サービスの蘭ヒアは12月27日、中国企業2社とシンガポール政府投資公社(GIC)の計3社が同社に資本参加することなどで合意したと発表した。今月3日には米

楽天コボ―独電子書籍販売プラットフォームに出資―

楽天の電子書籍・電子ブックリーダー販売子会社楽天コボ(カナダ・トロント)がドイツの電子書籍販売プラットフォーム「トリノ(Tolino)」に資本参加する。これまでトリノの技術プラットフォームを担当してきたドイツテレコムから

全国統一の電子乗車券導入へ

ドイツ連邦交通省は6日、公共交通機関の電子乗車券を共通化するためのプロジェクトが1日から新たに12件、スタートしたと発表した。地域によって電子乗車券の規格が異なると不便なことから、交通省は全国共通の規格を導入し、乗客が乗

高齢者のスマホ利用率が急上昇

ドイツのスマートフォン普及率が今年1月時点で78%に達し、1年前から4ポイント上昇したことが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の消費者アンケート調査で分かった。65歳以上の高齢者で28%から39%へと大幅に上昇したこと

中国家電大手の独クーカ買収、米当局が承認

産業ロボット大手の独クーカは12月30日、中国の家電大手・美的集団が同社を買収する計画を米国の対米外国投資委員会(CFIUS)が承認したと発表した。美的集団はこれにより同買収の実現に必要な当局の承認をすべて確保したことに

企業景況感が2年7カ月ぶりの高水準に

Ifo経済研究所が19日発表した12月のドイツ企業景況感指数は前月を0.6ポイント上回る111.0となり、2年7カ月来の高水準に達した。事業の現状判断が特に良好で全体が押し上げられた格好。Ifoのクレメンス・フュスト所長

メトロ―家電販売の新会社、社名はセコノミーに―

流通大手の独メトロ・グループ(デュッセルドルフ)は15日、同社を独立した上場企業2社に分割する計画の詳細を発表した。会員制卸売事業(キャッシュ・アンド・キャリー)を手がけるメトロと郊外型大型食品小売チェーンのレアルからな

独電機業界の10月受注が減少、ユーロ圏は-17%に

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独業界の10月の新規受注高は前年同月比4.2%減と大きく落ち込んだ。ユーロ圏(ドイツを除く)からの受注17.1%減少して足を強く引っ張った格好。国内も2.1%低下した。ユーロ圏外

クリスマスプレゼント、娯楽家電1位はスマホ

ドイツの消費者の3分の1強がクリスマスプレゼントとして娯楽家電の購入を検討していることが、市場調査大手GfKのアンケート調査で分かった。そのうちの約50%は「2つ以上購入する」と回答しており、娯楽家電が定番のプレゼントと

フォルクスワーゲン―モビリティサービス子会社立ち上げ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は5日、アプリを用いたモビリティサービス子会社モイア(Moia)を立ち上げると発表した。自動車の所有に関心を持たない消費者が若年層を中心に増えるとともに、個々人の

ワッカー・ケミー―ウエハー子会社を中国企業に売却か―

化学大手の独ワッカー・ケミー(ミュンヘン)がシリコンウエハー製造子会社シルトロニックを売却する方向で複数の中国企業と交渉しているもようだ。ロイター通信が消息筋の情報として報じたもので、交渉先には同国競合のNSIG(ナショ

テレコムのルーター障害はマルウエア攻撃が原因

ドイツテレコムの多くの顧客が11月27日以降、電話やインターネットを利用できなくなったのは、ルーターなどのネット接続機器を乗っ取って遠隔操作するためのソフト(マルウエア)を用いた攻撃が原因だったことが分かった。誰が何の目

自動運転車の市街地走行試験、BMWが来年から実施

自動車大手の独BMWが本社所在地のミュンヘンで来年、自動運転車の市街地走行テストを開始する。同社は半導体大手の米インテル、運転支援システム開発のイスラエル企業モバイルアイの協力を受けて完全自動運転車を2021年までに量産

安川電機―欧州主要市場で2位以内目指す―

安川電機は21日、独フランクフルトで記者会見を開き、欧州事業の強化方針を明らかにした。戦略的に重視する同地の主要市場で中期的に上位2位以内に食い込む目標。10月には産業ロボットの新開発・製造拠点をスロベニアに開設する計画

BMW―ハイテクベンチャー投資を大幅拡大―

自動車大手の独BMW(ミュンヘン)は28日、ハイテク分野のベンチャー企業を対象とする同社の投資ファンド「BMW i ベンチャー」の資金を大幅に拡大すると発表した。自動車業界の今後の競争でカギとなる技術分野で主導的な立場を

電機業界輸出、9月は過去最高の160億ユーロに

独電気電子工業会(ZVEI)が22日発表した独電機業界の9月の輸出高は前年同月比5.7%増の160億ユーロとなり、ひと月の額としては過去最高を記録した。ユーロ圏外向けが6.8%増の109億ユーロに拡大。ユーロ圏向けも4.

テレコムにハッカー攻撃、ルーター90万台に支障

ドイツテレコムの多くの顧客が電話やインターネットを利用できない問題が27日に発生した。顧客が利用するルーターに大規模なサイバー攻撃が仕掛けられたためだ。 固定網通信の顧客が利用する計2,000万台強のルーターのうち約90

フィンテック都市ランキング、ベルリンがダントツ1位に

オンラインバンク大手のコムディレクトが23日発表したドイツのフィンテック都市ランキングで、ベルリンはダントツの総合1位に輝いた。フィンテック企業数とこれら企業がベンチャー資本から調達した資金でともに2位以下を大きく引き離

独リース市場、今年は8.5%成長見通し

独リース企業全国連盟(BDL)は24日、国内リース市場規模が今年は568億ユーロとなり前年比で8.5%拡大するとの見通しを明らかにした。規模は小さいものの不動産リースが78.9%増の17億ユーロと大幅に拡大。動産リースも

レノボ、ハンガリーに新工場

中国パソコン大手のレノボ(聯想集団)は14日、ハンガリー西部のシャールヴァールにサーバーの新工場を開設したと発表した。同社の「x86」サーバーを生産するほか、カスタムメイドの統合ラックなどの組み立てを行う。新工場開設でコ

BMW―中国地図サービス大手との提携解消―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が中国の地図サービス大手、百度(バイドゥ)との事業提携を解消した。独経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』が両社への問い合わせをもとに報じた。解消の理由は明らかにされていないが、消息筋は「見解

ハイデルベルガー―インクメーカー買収を視野に―

独印刷機械大手ハイデルベルガー・ドルックマシーネンのライナー・フンツデルファー新社長は16日、インクメーカーの買収を検討していることを明らかにした。同社は業界の構造不況を受けて業績が悪化。経営改善に向けて印刷所向けサービ

ソニー―ボッシュと協業、監視カメラ分野で―

ソニーは15日、独ボッシュの傘下企業ボッシュ・セキュリティ・システムズと協業契約を締結したと発表した。監視カメラの分野で両社の技術を融合し新たな業界スタンダートを確立する考え。販売面でも協力していく。 両社は来年初から、

富士通(電機)―独社と戦略協業―

富士通は16日、オープンソースソフトの独SUSEと戦略協業すると発表した。急速に発展するオープンソーステクノロジーを顧客企業にいち早く提供していくことが狙い。両社は10年以上前から連携しており、協力関係を強化することにな

メルク―営業益見通し引き上げ―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は15日の決算発表で2016年12月期の営業利益(EBITDA、特別要因を除く)見通しを引き上げた。製薬部門で中止となった研究プロジェクトの引当金およそ4,000万ユーロを取り

中国資本のアイクストロン買収、米当局が不承認勧告

半導体製造装置の有力メーカーである独アイクストロンは18日、中国の投資会社・福建芯片投資基金(FGC)が同社を買収する計画に対し米国の対米外国投資委員会(CFIUS)が安全保障上の懸念を示したことを明らかにした。CFIU

鉱工業界の設備投資、昨年は3.5%増加

ドイツ連邦統計局が16日発表した国内鉱工業界の2015年の設備投資額は前年比3.5%増の598億ユーロとなり、08年に記録した過去最高(600億ユーロ)に大きく近づいた。伸び率が最も大きかった業界はゴム・樹脂製品で16.

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