バイオテクノロジー

化学業界2011年は減速、生産成長率2.5%に

ドイツ化学工業会(VCI)は2日、2011年の業界生産成長率が2.5%となり、前年の11.5%から大きく減速するとの見通しを明らかにした。新興国で需要の伸びが鈍化しているほか、国内景気のけん引車が化学製品の利用規模が小さ […]

Sanofi-Aventis S.A.―米Genzyme買収で合意―

仏製薬大手Sanofi-Aventis(パリ)は16日、米バイオ製薬大手Genzymeを買収することで合意したと発表した。Genzymeは買収を拒否していたが、Sanofiが1株当たりの買い取り価格を従来の69ドルから7

Evotec

バイオ医薬品開発の独Evotecは9日、独同業のKinaxo Biotechnologies GmbHを完全買収すると発表した。がん治療薬の開発能力を強化する狙い。取引金額は約1,200万ユーロで、医薬品開発の進捗に応じ

―同業買収を検討―

欧州最大の産業用酵素メーカーNovozymes(デンマーク・バウスベア)が買収を模索している。製品の幅を広げ、競合の米DuPontなどに対抗する狙い。欧州事業を統括するラールス・ハンゼン氏への取材をもとに4日付『ファイナ

―2010年は減収に―

スイスの製薬大手Roche(バーゼル)が2日発表した2010年12月期決算の売上高は474億7,300万スイスフランとなり、前期から3%減少した。スイスフラン高のほか、インフルエンザ治療薬「Tamiflu」の販売激減と同

ブルガリア、GMトウモロコシの栽培禁止

ブルガリア政府は2日、米モンサントが開発した遺伝子組み換え(GM)トウモロコシ「MON810」の栽培を禁止すると発表した。 \ EUではGM作物の栽培を認めるか否かの判断が各国に委ねられており、EUが科学的に安全と認定し

Bayer AG―インドで製薬会社買収を検討―

製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)がインドで製薬会社の買収を検討している。農業化学事業などに比べ現地での存在感が薄いためだ。アジア事業を統括するヴォルフガング・プリシュケ取締役が『フランクフルター・アルゲマイ

―臨床検査会社を買収へ―

スイスの製薬大手Novartis(バーゼル)は24日、米国の臨床検査会社Genoptixに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。がん診断事業を強化することが狙い。TOB計画はGenoptix経営陣から支持されて

独バイオ業界に回復見通し、研究開発も拡大へ

独バイオ業界団体のBio Deutschlandと業界専門誌『transkript』は18日、バイオ企業の事業見通しに関するアンケート調査結果を公表した。それによると、経営の現状に関しては肯定的な回答が減少したものの、今

インフルエンザの核内移行メカニズム解明

チュービンゲン大学のカーリン・クリンゲル教授を中心とする国際研究チームが、インフルエンザウイルスを宿主の細胞核に運び込むアダプター分子の特定に成功した。チームは今回の発見が新たな抗インフルエンザ薬の開発につながることに期

Evonik

化学大手のEvonikは14日、製薬大手Boehringer Ingelheimの医療用生分解性ポリマー(Rosmer)事業を買収すると発表した。自社の当該事業を強化する狙い。買収価格は公表しないことで合意した。取引は3

Merck KGaA―中国の細胞用培地メーカー買収―

製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は5日、中国の細胞用培地メーカーBeijing Skywing Technology Co., Ltd.を完全買収すると発表した。現地のワクチンメーカーやバイオ企業との関係

製造業売上2カ月連続で増加、11月はプラス0.7%に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2010年11月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.7%増となり、2カ月連続で拡大した。国内が0.6%増加、国外も0.8%の伸びを記録した。ただ、ユー

Merck KGaA―農業化学事業を売却―

製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は20日、農業化学事業をデンマークのバイオ企業Novozymesに売却すると発表した。他の事業との関連性が薄いため、放出を決定した。売却金額は2億7,500万米ドル(約2億

Merck KGaA―ガン治療薬開発でSanofiと提携―

製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)は17日、ガン治療薬の開発で仏同業Sanofi-Aventisと提携すると発表した。両社が開発中のガン治療薬を相互に組み合わせて投与した場合の効果を調べる。Merckはガン治療薬

Bayer CropScience

農業科学大手のBayer CropScienceは16日、遺伝子組み換え(GM)ライスの開発で同業のBASF Plant Scienceと提携すると発表した。BASFの技術を用いてBayerのハイブリッド米「Arize」

植物の免疫システム、硫黄の役割を解明

硫黄が植物の病害耐性で果たすメカニズムの解明にグラーツ大学などの国際研究チームが成功した。植物の葉にウイルスを接種したところ、根から取り込まれる硫黄の量が増えるとともに、抗酸化・解毒作用のあるグルタチオン(硫黄を含むペプ

サノフィ、ジェンザイムへのTOB延長

米バイオ製薬大手ジェンザイムの買収に乗り出している仏製薬大手サノフィ・アベンティスは13日、株式公開買い付け(TOB)の期限を1月21日まで延長すると発表した。当初の期限だった17日までに確保したジェンザイム株が発行済み

持田製薬、バイオ後続品でリヒターと包括提携

持田製薬とハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒターは14日、バイオ後続品の開発・販売で包括提携したと発表した。持田製薬はリヒターのバイオ後続品の製品群を日本で独占的に開発・販売する権利を取得し、自社ブランドで販売する。同

製造業売上が大幅拡大、10月は前月比4.1%増に

連邦統計局が9日発表した2010年10月のドイツ製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比4.1%増(暫定値)となり、9月の同1.4%減(修正値)から大幅に改善。1997年12月以来の高い伸びを記録した。

Gerresheimer AG―新興国などで小型買収検討―

医薬品用包装材の大手メーカー独Gerresheimer(デュッセルドルフ)が小型買収を通して新興国事業を強化する意向だ。同社のウヴェ・レールホフ社長への取材をもとに10日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。

Novartis AG―MR1,400人削減へ―

製薬大手のNovartis(スイス・バーゼル)は1日、米国の従業員1,400人を来年初頭に削減すると発表した。製薬業界では特許切れや各国の医療制度改革を背景にリストラの動きが強まっており、スイスのRoche、独Bayer

Merz GmbH & Co. KGaA―2015年までに売上を10億ユーロに拡大―

独6位の製薬会社Merz(フランクフルト)は11月25日の決算発表で、現在7億ユーロ弱の売上高を2015年6月期までに10億ユーロに拡大するとの計画を明らかにした。同社は主力のアルツハイマー治療薬「Memantine」の

Merck Serono

欧州製薬大手Merck Seronoの日本法人メルクセローノ株式会社のマーク・スミス社長は11月25日、同国の売上高を2014年までの4年間、年15%のスピードで拡大するとの目標を明らかにした。新薬を投入して達成する考え

GM栽培の厳格規制は公共の福祉に合致=憲法裁

遺伝子技術規制法(GenTG)に定められた遺伝子組み換え(GM)作物の栽培規定は職業の自由や所有権、自己情報管理権など憲法(基本法)で保証された基本的人権を侵害しているとして独東部のザクセン・アンハルト州が違憲立法審査を

Roche AG―従業員4,800人削減へ―

スイスの製薬大手Roche(バーゼル)は17日、全世界の従業員(8万2,000人)の6%に当たる4,800人を削減すると発表した。欧米諸国を中心に医療コスト削減の動きが高まっているほか、新薬の特許が相次いで切れることに対

Evotec

独バイオ企業Evotecは23日、神経疾患治療薬の開発で製薬大手の独Merckと提携したと発表した。新薬候補物質を独自技術で特定、臨床段階へと到達させる。取引価格は非公開。今回の提携では連邦政府から補助金を受給するという

Bayer AG―製薬・農業科学中心に4,500人削減―

製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)は18日、2012年末までに従業員4,500人を削減すると発表した。製薬、農業科学部門の製品開発と販売事業、および新興国事業の強化資金をねん出することが狙いで、2012年以降

シンジェンタの米社ヒマワリ種子事業買収を承認

欧州委員会は17日、スイスの農業化学大手シンジェンタが米同業モンサントのヒマワリ種子事業を買収する計画を条件付きで承認した。シンジェンタは、欧州委が競争上の懸念を示していたスペインとハンガリーのハイブリッド・ヒマワリ種子

独製造業売上、9月は1.3%減に

ドイツ連邦統計局が9日発表した同国の9月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.3%減(暫定値)となり、8月の同2.0%増(修正値)から大幅に悪化した。食料品と化学を除くすべての主要部門で売り上げ

Bayer

製薬・化学大手の独Bayerは8日、ブランド数を漸次削減し、親ブランドの「Bayer」を強化していく方針を明らかにした。ブランド数が多いと「Bayer」のブランド力が低下すると判断したため。これに伴い、2006年末に買収

Bayer AG―7-9月期2ケタ台の増収増益に―

化学・製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)が10月28日発表した2010年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDAベース、特別項目を除く)は16億5,600万ユーロとなり、前年同期から10.5%増加した。

グラム陰性菌でパラジウムのナノ粒子調製に成功

グラム陰性菌を利用してパラジウム(Pd)水溶液からPdの微粒子を析出させることに、ギーセン大学とオーフス大学(デンマーク)の研究チームが成功した。従来の手法では金属の分離・濃縮から高機能材料化(ナノ粒子調製)まで多段階の

BioSpring GmbH―日本市場開拓に意欲―

人工遺伝子メーカーの独BioSpring(フランクフルト)が日本市場に熱い視線を送っている。市場開拓の大きな可能性を秘めているためで、最近は東京と大阪でプレゼンテーションを行った。同社のジルヴィア・ヴォイツェフスキー、ヒ

「政府調達の改善を」、独経済相が日本に注文

ドイツのライナー・ブリューデルレ経済相は15日、訪問先の日本で大畠章宏・経済産業相などと会談したなかで、日本が欧州連合(EU)と自由貿易協定を締結することを支持すると述べるとともに、同協定を実現するには「いくつかの障害を

Syngenta AG―7-9月期10%増収に―

世界最大の農業科学メーカーであるスイスのSyngenta(バーゼル)が14日発表した2010年7-9月期(第3四半期)の売上高は21億9,900万ドルとなり、前年同期から10%増加した。農薬、種苗事業がともに好調で、同社

独製造業売上3カ月ぶりに好転、8月は1.8%増に

連邦統計局が8日発表した2010年8月のドイツ製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.8%上回り、3カ月ぶりに改善した。国外売上が3.5%増と好調で、特にユーロ圏は4.0%増えて全体を押し上げた。ユ

サノフィ、ジェンザイムを敵対的買収へ

製薬大手の仏サノフィ・アベンティスは4日、米バイオ製薬大手のジェンザイムに対する株式公開買い付け(TOB)を開始したと発表した。サノフィは8月、ジェンザイムに買収を提案したが、同社が拒否して協議にも応じないことから敵対的

Medigene AG―従業員数を半減―

バイオ企業の独Medigene(マルティンスリート)は9月29日、従業員数を現在の107人から55人に削減する方針を明らかにした。コスト削減に向けて事業モデルの抜本改革を進めたことでスリム化に道が開けた。経営陣は早ければ

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