医療品

デンマーク製薬ノボ・ノルディスク、アブリンクス買収提案

デンマーク製薬大手のノボ・ノルディスクは8日、ベルギー同業アブリンクスに26億ユーロでの買収を提案したと発表した。血液疾患治療薬部門の強化が狙いだが、アブリンクスは買収額を不満として拒否している。 アブリンクスは血栓性血 […]

世界経済加速で景気に厚み、個人消費に続き外需・投資も柱に

ドイツ経済は明るい新年を迎えた。1年前は米トランプ政権の成立や英国の欧州連合(EU)離脱決定など保護主義やナショナリズムの動きが世界的に強まり、企業の輸出や国際事業の先行きに影を落としていたが、昨年は時間を追うごとに世界

ビオンテック―開発資金2.7億ドル調達―

バイオ医薬品開発の独ビオンテック(マインツ)は4日、米投資会社レッドマイル・グループを中心とする投資家から総額2億7,000万ドルを調達したと発表した。がんなどの治療薬の開発資金に充てる考え。各投資家の出資比率は明らかに

ロシュ―米がん治療薬メーカーを買収―

スイス製薬大手のロシュ(バーゼル)は12月22日、米同業イグナイタを17億米ドルで買収すると発表した。がん治療薬部門の強化が狙い。2018年上期の買収手続き完了を予定している。 ロシュはイグナイタの全株式を取得する。1株

マリンクロット、米バイオ医薬品会社を買収

アイルランドの特殊医薬品会社マリンクロットは12月26日、バイオ医薬品の米スキャンポ・ファーマシューティカルズを買収すると発表した。買収金額は負債を含め約12億ドル。マリンクロットはスキャンポの便秘薬「アミティーザ(Am

ロシュ、米がん治療薬メーカーを買収

スイス製薬大手のロシュは12月22日、米同業イグナイタを17億米ドルで買収すると発表した。がん治療薬部門の強化が狙い。2018年上期の買収手続き完了を予定している。 ロシュはイグナイタの全株式を取得する。1株当たりの買い

企業のデジタル化評価は肯定的、売上増44%に 雇用は縮小

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は19日、デジタル化に関する企業アンケート調査の結果を発表した。デジタル化の進展で「売上が増加する」などの肯定評価が多かった一方で、支出増など負担の拡大やセキュリティリスク、標準の欠如と

ネスレ―ティーブランドを売却―

スイス食品大手のネスレ(ヴェヴェイ)は18日、米子会社ネスレ・ウォータズ・ノース・アメリカがティーブランド「リーフ・ティー」「トレードウインズ」を投資会社ファイアーマン・キャピタル・パートナーズと飲料製造のダンズ・リバー

16年の新規特許薬31件に、がんと炎症分野がけん引

研究開発型製薬工業会(VfA)は18日、2017年に独市場に新規投入された特許薬の件数が前年比横ばいの31件だったことを明らかにした。希少疾病用医薬品が9件と前年(10件)に引き続き高い水準を保った。 新規特許薬の件数が

メディジーン―米RXiと研究開発提携―

独バイオ企業メディジーン(マルティンスリート)は11日、がん免疫治療の分野で米同業RXiファーマシューティカルズと研究開発提携すると発表した。両社の技術を組み合わせることで治療効果を引き上げられるかを前臨床レベルで検証し

化学・製薬業界が売上予測引き上げ

独化学工業会(VCI)は6日の記者会見で、同国化学・製薬業界の今年の売上高予測を前年比5.5%増の1,948億ユーロとし、従来予測の同5.0%増から上方修正した。欧米の景気加速や新興国経済の安定、中国からの引き合いの拡大

リトアニア薬品販売大手、スウェーデン同業買収

リトアニアの医薬品販売大手ユーロアポテカは11月28日、スウェーデン同業の国営アポテクスグルッペン(AGHAB)を買収することで同国政府と合意したと発表した。AGHABの優れたフランチャイズ販売方式を取り込み、北欧・中東

バイエル―「新薬パイプラインに問題なし」―

独ライフライセンス大手バイエル(レバークーゼン)のディーター・ヴァイナント取締役(新薬事業担当)はロイター通信のインタビューで「パイプラインに問題はない」と述べ、売上高が最も大きい製品である「イグザレルト」の特許が切れて

生産者物価の上げ幅3カ月ぶりに縮小、10月2.7%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した10月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.7%となり、前月の同3.1%を0.4ポイント下回った。上げ幅の縮小は3カ月ぶり。同指数全体の27%を占めるエネルギーの上昇率が前月の4.6%

バイエル―がん治療薬の開発・販売で米社と協業―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は14日、がん治療薬の開発・販売で米バイオ企業ロクソ・オンコロジーと協業合意したと発表した。特定部位のがんではなく、特定の遺伝子異常を対象とした新しいタイプのがん治療薬の上市を目指す

エーザイ―抗てんかん剤の独販売を再開―

エーザイは17日、抗てんかん剤「フィコンパ」のドイツ販売を再開すると発表した。公的健康保険組合の中央団体との薬価交渉で合意が成立したためで、12月1日から再上市する。 ドイツでは医療費抑制を目的とする新規特許薬の価格取り

3人に1人が睡眠に問題

ドイツの成人の睡眠の質が悪いことが、技術者健康保険組合(TK)が15日発表したアンケート調査レポートで分かった。勤務時間が不規則な職業グループでは同割合が40%と高く、TKのイエンス・バース会長はデジタル化、国際化を背景

バイエル、がん治療薬で米社と提携

独製薬大手の独バイエルは14日、がん治療薬の開発・販売で米バイオ企業ロクソ・オンコロジーと提携することで合意したと発表した。特定部位のがんではなく、特定の遺伝子異常を対象とした新しいタイプのがん治療薬の上市を目指す。 ロ

米特殊医療品大手のホリスター、リトアニアに工場建設

特殊医療品大手の米ホリスターは8日、リトアニアのカウナス特別経済地区に開設する工場の建設工事を開始した。5,000万ユーロを投じ、人工肛門・膀胱(オストミー)用品と失禁用品の生産体制を整える。約300人の雇用創出を見込む

メルク―サムスンバイオロジクスとの戦略提携拡大―

ライフサイエンス大手の独メルク(ダルムシュタット)は1日、韓サムスンバイオロジクスとの戦略提携を拡大することで基本合意したと発表した。バイオ医薬品製造原材料の長期供給などを取り決めた2014年の基本合意を拡大するもので、

化学業界が生産見通し引き上げ

独化学工業会(VCI)は2日、需要堅調を受けて同国化学・製薬業界の今年の生産成長率を従来予測の1.5%から2.0%へと引き上げた。クルト・ボック会長(BASF社長)は「2017年はドイツの化学業界にとって良い年となる」と

セルビア国営製薬会社、ブラジル系企業に身売り

セルビア政府は2日、巨額の負債を抱える国営製薬会社ガレニカの株式93.7%をブラジル製薬大手EMSの関連会社であるアエリウス(ルクセンブルク)に売却する契約に調印した。取引額は1,600万ユーロ。アエリウスはガレニカの負

ノバルティス、放射性医薬品の仏AAAを買収

スイス製薬大手のノバルティスは10月30日、放射性医薬品製造の仏アドバンスト・アクセラレーター・アプリケーションズ(AAA)を買収することで基本合意したと発表した。がん治療薬事業の強化が狙い。株式公開買い付け(IPO)を

第一三共、独グリコトープとがん治療薬で提携

第一三共は10月30日、ドイツの医薬品開発会社グリコトープとがん治療薬分野で協業すると発表した。グリコトープが開発中の抗TA-MUC1抗体「PankoMab-GEX」を第一三共の抗体薬物複合体(ADC)技術を用いてADC

ノバルティス―放射性医薬品の仏AAAを買収へ―

スイス製薬大手のノバルティス(バーゼル)は10月30日、放射性医薬品製造の仏アドバンスト・アクセラレーター・アプリケーションズ(AAA)を買収することで基本合意したと発表した。がん治療薬事業を強化する狙い。株式公開買い付

バイエル―純利益3.3倍に、コベストロ株売却で―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)が10月26日発表した7-9月期(第3四半期)決算の純利益は38億8,100万ユーロとなり、前年同期(11億8,700万ユーロ)の約3.3倍に拡大した。9月末付で連結対象

モルフォシス

独バイオ医薬品開発モルフォシスは10月23日、開発中の悪性リンパ腫治療薬「MOR208」に米食品医薬品局(FDA)の迅速承認手続きが適用されたと発表した。MOR208は従来の標準的な治療法が効かない約40%の悪性リンパ腫

精密ばねのアドバネクス、来年8月にチェコ工場を開所

精密ばねの製造販売を手がけるアドバネクス(本社:東京)が来年8月、チェコで新工場を開所する。2020年までに欧州売上高を3,800万ユーロに増やす中期計画に基づくもので、デベロッパーのCTPが運営する工業団地「CTPar

ルーマニア医薬品販売大手、EBRDが1千万ユーロ融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は10月25日、ルーマニアの医薬品販売大手カリホリー・グループに1,000万ユーロを融資すると発表した。卸事業の拡大を支援する。これにより同社は流通網を拡充するとともに新倉庫を整備し、取り扱い

ノバルティス、眼科部門の分離を先送り

スイス製薬大手のノバルティスは24日、業績不振の眼科部門アルコンの分離を延期すると発表した。同社は売却、上場などによってアルコンを分離する意向を1月に表明。年内に結論を出す予定だった。しかし、アルコンの業績が回復しつつあ

バイエルの純利益3.3倍に、コベストロ株売却で

独製薬・化学大手バイエル(レバークーゼン)が 26日発表した2017年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は38億8,100万ユーロとなり、前年同期(11億8,700万ユーロ)の約3.3倍に拡大した。売上高は2.8%減の

キュアヴァク―がん免疫治療薬でイーライリリーと協業―

バイオ医薬品開発の独キュアヴァク(テュービンゲン)は18日、がん免疫治療薬の分野で米製薬大手イーライリリーとグローバル協業すると発表した。キュアヴァクの技術をもとにがんワクチンを最大5種類、開発し、市場投入を目指す。 キ

米医療器材大手がハンガリーに試薬工場を開設

米医療器材大手のベクトン・ディッキンソン(BD)は19日、ハンガリー西部のタタバーニャにある拠点で試薬製造工場を開設した。免疫学および細胞生物学分野の研究用試薬を製造する。投資額は60億フォリント(1,900万ユーロ)。

バイエル、農薬・種子事業の一部をBASFに売却

独製薬・化学大手のバイエルは13日、独BASFに農薬・種子事業の一部を売却することで合意したと発表した。米農業化学大手モンサントの買収計画をめぐり、独禁当局から事業放出を要求されたためで、売却額は59億ユーロに上る。 B

バイエル―コベストロへの支配を解消―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は9月29日、同社から法的に分離した樹脂メーカー、コベストロ株6.9%を売却し出資比率を24.6%に引き下げたと発表した。同社はコベストロ株9.4%を同月中旬に売却し、出資比率

医療費1位は循環器分野、85歳以上は1人2万ユーロに

連邦統計局が9月29日発表したドイツの2015年の医療費支出は計3,382億ユーロに上った。支出額が最も多い疾患分野は循環器系で、全体の13.7%を占めた。これに精神・行動障害(13.1%)、消化器系(12.3%)、筋骨

ハンガリー、シンガポールと協力強化

ハンガリーのオルバン首相は9月26日、訪問先のシンガポールでリー・シェンロン首相と会談し、両国の協力強化を目的とした二国間協定に署名した。シンガポールからハンガリーへの企業の進出に期待するとともに、自国の水道事業、農業、

メルク

ライフサイエンス大手の独メルクは22日、バイオ医薬品開発の包括支援センター「バイオ・リライアンス」を上海に開設したと発表した。経営資源が乏しい小規模医薬品メーカーの臨床開発を支援していく。アジア太平洋地域の企業を顧客とす

スロベニア医薬品大手クルカ、中国に合弁会社設立

スロベニア後発医薬品大手のクルカ(Krka)は21日、中国に合弁会社を設立すると発表した。アジア事業の拡大が狙い。設立手続きを進め、数カ月以内の立ち上げを目指す。クルカが過半数を出資する。 クルカは今年7月、中国にある製

バイエルのモンサント買収、欧州委が審査期限延長

欧州委員会は19日、独製薬・化学大手のバイエルが米農業化学大手モンサントを買収する計画について、審査期限を延長すると発表した。バイエルの要請に応じたもので、来年1月8日となっていた期限を同月22日に変更する。 バイエルは

8月インフレ率は5カ月来の高水準に

ドイツ連邦統計局は13日、8月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が1.8%、前月比が0.1%で速報値と変わりがなかった。前年同月比の上昇率は5カ月来の高い水準となった。

モルフォシス―悪性リンパ腫治療薬で治験結果良好―

独バイオ医薬品開発モルフォシス(プラネッグ)のジモン・モロナイ社長は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に、開発中の悪性リンパ腫治療薬「MOR208」の治験結果が良好なことを明らかにした。当局の認可を取得できる可能性が極

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