政治

欧州委が英の「無秩序離脱」を懸念

英国が協定を結ばないまま無秩序に欧州連合(EU)から離脱し、多くの分野で大混乱が生じる懸念が強まっている。離脱交渉が進まず、期限とされる10月までに合意できない可能性が出ているためで、欧州委員会は19日、こうした事態に陥 […]

コメルツ銀行―一帯一路支援で中国最大手銀と合意―

独銀2位のコメルツ銀行(フランクフルト)は19日、中国政府が提唱する広域経済圏構想「一帯一路(BRI)」の支援に向けて中国最大手銀の中国工商銀行(ICBC)と枠組み契約を締結したと発表した。総額50億ドル規模のBRI関連

ノバルティス―米国での値上げ見送り―

スイス製薬大手ノバルティス(バーゼル)のヴァサント・ナラシンハン社長は18日の決算発表で、米国市場での今年の値上げ計画を自主的に撤回したことを明らかにした。米トランプ政権が製薬会社の値上げを強く批判していることを受けた措

欧州委が英の「無秩序離脱」を懸念、加盟国に準備強化を要請

EUで英国が協定を結ばないまま無秩序に離脱し、多くの分野で大混乱が生じる懸念が強まっている。離脱交渉が進まず、期限とされる10月までに合意できない可能性が出ているためで、欧州委員会は19日、こうした事態に陥った際に対応す

英メイ政権がEU離脱めぐり大揺れ、ジョンソン外相も辞任

英国のメイ政権が欧州連合(EU)離脱をめぐって大きく揺れている。ジョンソン外相は9日、首相がEUとの協調を優先する「ソフト・ブレグジット(穏健離脱)」路線を打ち出したことに抗議して辞任した。同国ではデービスEU離脱担当相

ロシアがイランとの関係を強化、500億ドルの投資を計画

米国による制裁を懸念して欧米企業がイランとのエネルギー取引から手を引くなか、ロシアが同国との関係強化を図っている。イランのアリアクバル・ヴェラヤティ国際問題政府上級顧問によると、ロシアは同国の石油ガス産業に500億米ドル

4G世帯カバー率99%へ、20年末実現で政府と携帯3社が合意

ドイツのアンドレアス・ショイアー連邦交通・インフラ相と国内16州の代表、および移動通信サービス3社の社長は12日、第4世代携帯電話(4G=LTE)のサービスを受けられる世帯の割合(世帯カバー率)を2020年末までに99%

自動運転・コネクテッドカーで独中の官民が協業

ドイツと中国が自動運転とコネクテッドカーの分野で協業する。両国政府は中国の李克強首相の訪独に合わせて協業の覚書に調印。自動車業界団体と企業レベルでも契約などが締結された。中国側はドイツの技術力に期待を示し、ドイツ側は中国

ランクセス―米国に5億ユーロ投資へ―

化学大手の独ランクセス(ケルン)は今後4年間で米国に計5億ユーロ強を投資する計画だ。マティアス・ツァッヒェルト社長が経済紙『ハンデルスブラット』に明らかにした。米国を震源とする通商摩擦がエスカレートする懸念があるものの、

「中国の不当な助成策に踏み込んだ措置を」=機械業界

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は15日、中国の不当な助成政策は同国市場でも輸出市場でも公正な競争をゆがめているとして、欧州連合(EU)に対しこれまで以上に踏み込んだ措置を取るよう要求した。ウルリヒ・アッカーマン貿易部長は

化学業界が景気の先行き懸念

独化学工業会(VCI)は12日の記者会見で、景気の先行きに対する懸念を表明した。上半期は好調だったものの、米・中・欧州連合(EU)の通商摩擦や英国のEU離脱の不透明感、原油価格の高騰が暗い影を落としているためだ。VCIの

英メイ政権がEU離脱めぐり大揺れ、ジョンソン外相も辞任

英国のメイ政権がEU離脱をめぐって大きく揺れている。ジョンソン外相は9日、首相がEUとの協調を優先する「ソフト・ブレグジット(穏健離脱)」路線を打ち出したことに抗議して辞任した。同国ではデービスEU離脱担当相が8日に同様

英メイ内閣がEU離脱交渉方針で合意、穏健路線へ軌道修正

メイ英首相は6日、臨時の閣議を開き、欧州連合(EU)離脱後の通商関係を巡る交渉方針で合意した。工業製品や農産品の規格や基準については離脱後もEUのルールに従うことや、モノに限定した自由貿易圏を創出することなどをEU側に提

独・中政府間協議、自動車業界でも多数の提携発表

ドイツのベルリンで9日、第5回ドイツ・中国政府間協議が行われた。同日午後には、中国の李克強(リー・クォーチャン)首相とドイツのアンゲラ・メルケル首相の同席のもと、両国企業による数多くの提携発表が行われた。両首相は10日に

反保護主義で中国と緊密連携、独首相は合弁規制緩和を評価

ドイツと中国の第5回合同閣議が9日ベルリンで開催され、両国政府は「規則に基づく世界秩序をベースとする公正で自由な貿易」の維持に向けて、これまで以上に緊密に協力することで合意した。米トランプ政権が打ち出す保護主義政策が世界

ロスアトム、中国・田湾原発に原子炉2基増設

ロシアと中国の両政府は先ごろ、中国で原子炉2基を新設することで合意した。さらに2基以上の建設も検討している。 ロシア原子力公社(ロスアトム)と中国国家エネルギー局が上海近郊の田湾原子力発電所に原子炉の7号基と8号基を建設

英メイ内閣がEU離脱交渉方針で合意、穏健路線へ軌道修正

メイ英首相は6日、臨時の閣議を開き、EU離脱後の通商関係を巡る交渉方針で合意した。工業製品や農産品の規格や基準については離脱後もEUのルールに従うことや、モノに限定した自由貿易圏を創出することなどをEU側に提案する。単一

7月中旬にもセーフガード発動、米鉄鋼輸入制限に対抗で

欧州委員会のマルムストローム委員(通商担当)は6月26日の記者会見で、米国による鉄鋼・アルミニウムの輸入制限への対抗措置として、7月中旬にも鉄鋼製品に対する緊急輸入制限(セーフガード)を暫定的に発動する可能性があると述べ

優等生のEU離れ~チェコ

旧共産圏の国の中でも目覚ましい経済発展を遂げたチェコ。そんなチェコで、欧州連合(EU)離れが進んでいる。反動としてロシアに親近感を覚える人が増え、同国の立ち位置が微妙になってきた。 チェコは1968年のプラハの春、89年

難民・移民対策で域内外に審査施設設置、首脳会議で合意

EUは6月28~29日に開いた首脳会議で難民・移民対策について協議し、域外と域内の双方にEU共通の難民審査施設を設置することで合意した。難民・移民の域内流入を抑制すると共に、イタリアなどに上陸した難民らが域内の他の国に移

7月中旬にもセーフガード発動、米鉄鋼輸入制限に対抗で

欧州委員会のマルムストローム委員(通商担当)は6月26日の記者会見で、米国による鉄鋼・アルミニウムの輸入制限への対抗措置として、7月中旬にも鉄鋼製品に対する緊急輸入制限(セーフガード)を暫定的に発動する可能性があると述べ

英議会がEU離脱法案を可決、メイ首相が造反封じ込め

英議会で20日、欧州連合(EU)離脱に伴い現在受け入れているEU法を国内法に置き換える離脱法案が成立した。エリザベス女王の裁可を経て成立する。上院では与党保守党の新EU派が求めていた修正案が可決されたが、最終的にメイ首相

EUのクリミア制裁、1年延長が決定

欧州連合(EU)は18日、ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入を受けて実施しているクリミア製品輸入禁止などの制裁措置を1年間延長すると発表した。6月23日が期限だったが、2019年6月23日まで継続する。 EUは

企業景況感が悪化、与党の対立は今後の懸念材料に

Ifo経済研究所が25日発表した6月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は前月を0.5ポイント下回る101.8となり、2カ月ぶりに悪化した。米トランプ政権の保護主義政策に起因する通商摩擦と世界経済の減速が反映され

独仏首脳、ユーロ圏共通予算創設で合意

フランスのマクロン大統領とドイツのメルケル首相は19日に行った首脳会談で、欧州連合(EU)の改革について協議し、ユーロ圏共通予算を創設することで合意した。マクロン大統領の案をドイツが支持した格好となる。両国は今月末のEU

EU離脱でBMWが英工場閉鎖も、サプライチェーンへの支障を懸念

自動車大手の独BMWが英国の生産事業から撤退することを視野に入れ始めた。欧州連合(EU)離脱決定を受けて英国が目指す、対EU通商協定の締結見通しが不透明な状態にとどまっているためで、同社の税関問題担当者であるシュテファン

通商摩擦がダイムラーの業績押し下げ

自動車大手の独ダイムラーは20日、2018年12月期の営業利益(EBIT)予測を下方修正した。米国の保護主義政策に端を発する通商摩擦などを踏まえたもので、17年12月期実績を「やや上回る」としてきた従来予測を「やや下回る

1-4月期機械輸出4.4%増加、中国・米国向けがけん引

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が20日発表したドイツ製機械の1-4月期の輸出高は561億ユーロ(暫定値)となり、前年同期比を4.4%上回った。中国と米国向けが全体をけん引しており、通商摩擦の影響は差し当たり出ていない。

EUのクリミア制裁、1年延長が決定

EUは18日、ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入を受けて実施しているクリミア製品輸入禁止などの制裁措置を1年間延長すると発表した。6月23日が期限だったが、2019年6月23日まで継続する。 EUは2014年に

英議会がEU離脱法案を可決、メイ首相が造反封じ込め

英議会で20日、EU離脱に伴い現在受け入れているEU法を国内法に置き換える離脱法案が成立した。エリザベス女王の裁可を経て成立する。上院では与党保守党の新EU派が求めていた修正案が可決されたが、最終的にメイ首相が造反の動き

独保守系与党が分裂の危機、合意に基づく欧州政治に黄信号

ドイツ連邦議会(下院)で共同会派を組む保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)とキリスト教社会同盟(CSU)が難民政策をめぐって抜き差しならない対立へと陥っている。外交を通した難民問題の解決を目指すアンゲラ・メルケル首相

マケドニアがEU加盟へ前進、国名問題でギリシャと合意

ギリシャ、マケドニアの両政府は12日、マケドニアの国名を「北マケドニア共和国」に変更することで合意したと発表した。合意内容は両国の議会で承認される必要があるが、マケドニアの欧州連合(EU)加盟の障害となってきた同問題が政

マケドニアがEU加盟へ前進、国名問題でギリシャと合意

ギリシャ、マケドニアの両政府は12日、マケドニアの国名を「北マケドニア共和国」に変更することで合意したと発表した。合意内容は両国の議会で承認される必要があるが、マケドニアのEU加盟の障害となってきた同問題が政府レベルで決

アナトリア横断パイプライン、一部が開通

アゼルバイジャン産の天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶアナトリア横断パイプライン(TANAP)が12日に部分開通し、トルコ西部のエスキシェヒルで関係国首脳の出席のもと開通式典が行われた。同式典でトルコのエルドアン大統領は、

7月に報復関税発動へ、米輸入制限受け欧州委が正式決定

欧州委員会は6日、米国が今月1日付で発動した鉄鋼・アルミニウムの輸入制限への対抗措置として、米国産品に報復関税を課す方針を正式決定した。月内に必要な手続きを終え、7月から最大28億ユーロ規模の報復関税を導入する方針だ。

7月に報復関税発動へ、米輸入制限受け欧州委が正式決定

欧州連合(EU)の欧州委員会は6日、米国が今月1日付で発動した鉄鋼・アルミニウムの輸入制限への対抗措置として、米国製品に報復関税を課す方針を正式決定した。月内に必要な手続きを終え、7月から最大28億ユーロ規模の報復関税を

4月輸出が前月比で減少、DIHKは今年の見通し引き下げ

ドイツ連邦統計局が8日発表した4月の輸出高(暫定値)は営業日数と季節要因を調整した実質で前月比0.3%減となった。輸出は昨年12月以降、3月を除いて前月を下回っており、不振は鮮明。1~4月の名目輸出成長率が前年同期の5.

シーメンス―一帯一路で中国企業と協業合意―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は6日、北京で開催された一帯一路国際サミットで計10件以上の協業合意を中国のEPC(設計・調達・建設)事業者と締結した。一帯一路プロジェクトの対象地域で主に発電、ビル技術、インテリジェ

米政府がロシアに追加制裁、サイバー攻撃に対抗

米財務省は11日、ロシア連邦保安庁(FSB)に協力して同国のサイバー能力を向上させ、米国と同盟国の安全を脅かしたとして、ロシアの法人5社と個人3人を新たに制裁対象へ加えた。米国資産を凍結するほか、米国人との取引を禁止する

英政府、アイルランド国境問題の提案発表

英政府は7日、EUを離脱した後の北アイルランドとアイルランドの国境問題に関する提案を発表した。厳しい国境管理を避けるため、2年間の「移行期間」が終了した後も1年間は、英国が必要に応じてEUの関税同盟にとどまるという内容。

7月に報復関税発動へ、米輸入制限受け欧州委が正式決定

欧州委員会は6日、米国が今月1日付で発動した鉄鋼・アルミニウムの輸入制限への対抗措置として、米国産品に報復関税を課す方針を正式決定した。月内に必要な手続きを終え、7月から最大28億ユーロ規模の報復関税を導入する方針だ。

スロベニア議会選、反難民の民主党が第1党に

スロベニアで3日に実施された議会選挙(定数90)で、ヤネス・ヤンシャ元首相(59)率いる中道右派の民主党(SDS)が第1党となった。主な争点となった難民問題で強硬姿勢を打ち出して支持を集めた。ハンガリー、オーストリア、イ

ロシア、米制裁への対抗措置法が発効

プーチン大統領は4日、米国による制裁への対抗措置として、非友好的な国や機関との交流断絶・取引禁止を可能にする法律に署名した。同法は同日、公示と同時に発効した。 同法は、政治・経済制裁を含む、米国および同盟国の「非友好的措

ロシア富豪、商用車GAZへの出資比率縮小へ

ロシアの富豪オレグ・デリパスカ氏が自動車事業株を一部手放すことを検討している。同事業に対する米国の制裁解除が狙い。成功すれば、基幹のアルミ事業についても、出資比率の縮小で制裁停止を引き出す方向に動くと予想される。 ブルー

ポーランド政府、バルチックパイプの22年完工目指す

ポーランド政府は5月28日、同国とノルウェーを結ぶ天然ガスパイプライン「バルチック・パイプ」の敷設工事が予定通り2022年に完了するとの見通しを明らかにした。同事業は天然ガスの調達先を多様化してロシアへの依存度を引き下げ

伊でEU懐疑派の連立政権発足、コンテ氏が首相に就任

イタリアで1日、首相に指名された大学教授のジュセッペ・コンテ氏が就任宣誓を行い、同氏を擁立したポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」と右派政党「同盟」によるEU懐疑派の連立政権が発足した。新内閣は10日以内に議会

上部へスクロール