政策

再生エネ拡大加速へ、エネルギー安保もにらみ法案を閣議了承

ドイツ政府は6日の閣議で、再生可能エネルギーの拡大加速に向けた一括法案を了承した。同法案はもともと炭素中立目標の実現に向けて作成されたものだが、ウクライナ戦争の勃発でロシア産化石燃料への高依存が持つリスクが露呈したことを […]

ウクライナ戦争直撃の企業を政府が支援へ

ドイツ政府は8日、ロシアのウクライナ侵攻と対露制裁の影響を強く受ける企業への支援方針を発表した。経済の悪化を緩和することが狙い。クリスティアン・リントナー財務相は「この状況下で何もしないという選択肢はない」と強調した。欧

ロシア産石炭輸入をEUが8月から禁止、石油も視野に

欧州連合(EU)の欧州委員会は8日、ロシアからの石炭の輸入禁止などを柱とする対ロ追加制裁の詳細を正式発表した。木材やセメントなどの輸入も禁止するほか、ロシア船舶のEU域内への入港禁止、主要4銀行との全面的な取引禁止などを

独家族相が辞任、アール川洪水への対応問題で

ドイツのアンネ・シュピーゲル家族相(緑の党)は11日、辞意を表明した。昨年夏に同国西部を襲った歴史的な洪水被害の発生後に家族で長期のバカンス旅行に出かけていたことなどが発覚し、辞任圧力が高まっていた。ロシアのウクライナ侵

OGE―LNG輸入に向けパイプライン敷設、年内完工へ―

天然ガスパイプライン運営のオープン・グリッド・ヨーロッパ(OGE)は8日、独北部のヴィルヘルムスハーフェン港を起点とするパイプラインを敷設し、年内に完成させる計画を発表した。同港に設置予定の浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備

SAP―ロシア顧客にデータの国外移転を要請―

企業向けソフトウエア大手の独SAPがウクライナ戦争の勃発後、クラウドサービスを利用するロシアの顧客にデータの国外移転を要請していたことが分かった。ウクライナ紙『キーウ・インディペンデント』が報じた。同社は『フランクフルタ

EUが対ロシア制裁第5弾を正式発表、8月から石炭輸入禁止

欧州委員会は8日、ロシアからの石炭の輸入禁止などを柱とする対ロ追加制裁の詳細を正式発表した。木材やセメントなどの輸入も禁止するほか、ロシア船舶のEU域内への入港禁止、主要4銀行との全面的な取引禁止などを盛り込んだ。ロシア

米との金融サービス規制、欧州委が追加緩和

欧州委員会は4日、デリバティブ(金融派生商品)を扱う米国の多くの取引所をEU域内の顧客が利用できるようにすると発表した。米証券取引委員会(SEC)の監督下にあれば、EUと同等の関連規制が適用されているとみなし、域内の銀行

独が再生エネ普及加速へ、法案が閣議決定

ドイツ政府は6日の閣議で、再生可能エネルギーの普及加速に向けた一括法案を了承した。同法案はもともと炭素中立目標の実現に向けて作成されたものだが、ウクライナ戦争の勃発でロシア産化石燃料への高依存が持つリスクが露呈したことを

独のワクチン接種義務化法案、議会が否決

新型コロナウイルスワクチンの接種義務化に向けて独与党3党の議員が提出した法案が7日、連邦議会で否決された。党議拘束がなく反対票を投じる与党議員が多かったためだ。新たな法案が作成されるかどうかは現時点で定かでなく、ドイツで

独政府、ガスプロム子会社を信託管理下に

ドイツ経済・気候省は4日、露国営天然ガス大手ガスプロムの独子会社ガスプロム・ゲルマニアを信託管理下に置いたと発表した。ガスプロムが同子会社を無許可で売却していたことが判明したためで、エネルギーの安定供給を確保するためにガ

屋内のマスク着用義務、スペインが解除へ

スペイン政府は屋内でのマスク着用義務を20日に解除する方針だ。ダリアス保健相が6日明らかにした。新型コロナウイルスの感染者は依然として多いものの、ワクチンの接種率が90%を超え、医療ひっ迫が避けられていることから規制を緩

欧州委、持続可能な製品政策発表

欧州委員会は3月30日、欧州連合(EU)域内で販売される幅広い製品を対象に、耐久性に優れ、再利用や修理などがしやすい製品の設計やリサイクルの推進を目的とする、持続可能な製品政策に関する枠組みパッケージを発表した。これはE

EUが中国と首脳会議、ロシア支援をけん制

欧州連合(EU)と中国は1日、オンライン形式で首脳会議を開き、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐる問題を中心に協議した。EUは中国に対し、制裁逃れにつながるようなロシアへの支援を行わないよう求め、中ロの連携をけん制

スペイン産コロナワクチン、EU当局が逐次審査開始

欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は3月29日、スペインの製薬会社イプラが開発中の新型コロナウイルスワクチンの承認に向けた「逐次審査」を開始したと発表した。ブースター接種(追加接種)での使用を想定し、審査を進める。

EUが中国と首脳会議、ロシア支援をけん制

●中国側は西側によるロシアへの制裁強化に反対の立場 ●中国のロシア寄りの立場はEUとの関係を悪化させる=欧州委員長 欧州連合(EU)と中国は1日、オンライン形式で首脳会議を開き、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐる

トルコ、日用品の付加価値税率を引き下げ

●洗剤、トイレットペーパー、紙ナプキン、新生児用おむつが対象 ●税率を現行の18%から8%に引き下げ トルコ政府は3月28日、一部の日用品に対する減税措置を導入することを明らかにした。洗剤、トイレットペーパー、紙ナプキン

22年成長率を大幅引き下げ、戦争勃発受け5賢人委が1.8%に

政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は3月30日に発表した春季『景気予測』で、2022年の独国内総生産(GDP)予測を引き下げた。ウクライナへのロシアの軍事侵攻と対露制裁を踏まえたもので、前回予測(21年11月)の

労働市場の戦争の影

ドイツ連邦雇用庁(BA)が3月31日発表した同月の失業者数は236万2,000人となり、前月を6万6,000人下回った。コロナ禍の発生で悪化した労働市場の回復は続いており、季節要因を加味したベースでも1万8,000人減少

2月輸出が前月比6.4%増に、対露貿易は縮小

ドイツ連邦統計局が4日発表した2月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節要因調整後の実質で1,247億ユーロとなり、前月を6.4%上回った。増加は2カ月ぶり。欧州連合(EU)加盟国向けが好調で、全体が押し上げられた格好。ユー

持続可能な製品政策を欧州委が発表

欧州連合(EU)の欧州委員会は3月30日、域内で販売される幅広い製品を対象に、耐久性に優れ、再利用や修理などがしやすい製品の設計やリサイクルの推進を目的とする、持続可能な製品政策に関する枠組みパッケージを発表した。これは

操短減少も製造業では増加

操業時間短縮の対象となる被用者の数が3月は推定61万9,500人となり、前月の68万5,100人から9.6%減ったことが、Ifo経済研究所の調べで分かった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための規制が緩和されたことが大

感染者と濃厚接触者の隔離義務を廃止へ

ドイツのカール・ラウターバッハ保健相は4日、州保健相との会議後の記者会見で、新型コロナウイルス感染者と濃厚接触者の隔離義務を廃止する意向を表明した。新規感染の波がピークを越えたことを受けた措置。今月末で隔離を義務から「強

ロシア、ITインフラで外国製ソフトウエアの使用禁止へ

●禁止は2025年から、新規導入は許可制に ●企業はロシア国内のソリューションへの変更を余儀なくされる ロシアのプーチン大統領は3月30日の政令で、2025年から重要な情報通信(IT)インフラにおける外国製ソフトの使用を

リトアニアがロシアからの天然ガス輸入を中止、EUで初

●国内のLNG基地を通じた輸入で需要を賄えると判断 ●エストニアとラトビアもロシア産ガスの調達を時限的に停止 リトアニアが1日、欧州連合(EU)加盟国として初めて、ロシアからの天然ガス調達を中止した。ロシアのウクライナ侵

ポーランド、ロシアからの石油ガス輸入を全面停止へ

ロシアのウクライナ侵攻が続く中、ポーランドのモラヴィエツキ首相は3月30日、年内にロシア産原油の輸入を停止する計画であることを明らかにした。ポーランドはこれまでEUに対ロシア経済制裁を強化するよう訴えており、他の加盟国に

トルコ、日用品の付加価値税率を引き下げ

トルコ政府は3月28日、一部の日用品に対する減税措置を導入することを明らかにした。洗剤、トイレットペーパー、紙ナプキン、新生児用おむつの付加価値税率を現行の18%から8%に引き下げる。同国では昨年11月からインフレ率が急

欧州委、持続可能な製品政策発表

欧州委員会は3月30日、EU域内で販売される幅広い製品を対象に、耐久性に優れ、再利用や修理などがしやすい製品の設計やリサイクルの推進を目的とする、持続可能な製品政策に関する枠組みパッケージを発表した。これはEUの成長戦略

EUが中国と首脳会議、ロシア支援をけん制

EUと中国は1日、オンライン形式で首脳会議を開き、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐる問題を中心に協議した。EUは中国に対し、制裁逃れにつながるようなロシアへの支援を行わないよう求め、中ロの連携をけん制。これに対し

暗号資産の送金ルール、欧州議会専門委が可決

欧州議会の経済金融委員会(ECON)と市民の自由・司法・内務委員会(LIBE)は3月31日、暗号資産(仮想通貨)の送金に対する規制案を賛成多数で可決した。現行の金融サービス規制で対象外となっている暗号資産による取引を確実

スペイン産コロナワクチン、EU当局が逐次審査開始

EUの欧州医薬品庁(EMA)は3月29日、スペインの製薬会社イプラが開発中の新型コロナウイルスワクチンの承認に向けた「逐次審査」を開始したと発表した。ブースター接種(追加接種)での使用を想定し、審査を進める。 イプラは動

スペインが160億ユーロの追加経済対策、エネルギー高騰に対応

スペイン政府は3月29日、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー高騰で打撃を受けている家計と企業を支援するため、総額160億ユーロに上る追加の経済対策を閣議決定した。昨年から続くエネルギー価格の高騰に対応するため、政府は

独で天然ガス供給に黄信号、政府が早期警戒発令

ドイツ連邦経済・気候省は3月30日、天然ガスの国内供給が不足する可能性が出てきたとして、「早期警戒」を発令した。ロシアが自国産天然ガスの支払いをルーブルで行うよう「非友好国」の顧客に要求し、拒否した場合は供給停止も辞さな

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