社会保障・医療

ロシュ―ビッグデータ活用へ―

スイス製薬大手のロシュ(バーゼル)がビッグデータの活用に意欲を示している。セヴェリン・シュヴァン社長などが7日、フランクフルトの記者クラブで明らかにしたもので、同社長はこれまで紙のカルテに書かれていた患者のデータがデジタ […]

サノフィ―糖尿病治療でIT大手アルファベットと合弁―

製薬大手の仏サノフィ(パリ)は12日、米IT大手アルファベットのライフサイエンス子会社ベリリー・ライフサイエンシズと糖尿病治療分野の合弁会社を設立すると発表した。糖尿病患者の数は世界的に拡大していることから、両社はそれぞ

エボニック

特殊化学大手の独エボニックは7日、アイルランドの医療機器メーカーであるヴィヴァシュア・メディカル(Vivasure Medical)に出資したことを明らかにした。ヴィヴァシュアの血管閉鎖器「パークシール(PerQseal

独フレゼニウス、スペイン最大手病院を買収

ドイツの医療大手フレゼニウスは5日、病院子会社ヘリオスがスペインの民間最大手病院IDCサルー・ホールディングスを57億6,000万ユーロで買収することで合意したと発表した。フレゼニウスにとって過去最大の買収となる。 ヘリ

支援器具の選択肢拡充を公的健保に義務づけ

ドイツ政府は8月31日の閣議で治療・支援機器強化法(HHVG)案を了承した。公的健康保険の適用対象となる歩行器、補聴器、紙おむつなど支援器具の選択肢を拡充することが狙い。同法案は連邦議会(上院)の可決を経て来年3月に施行

フレゼニウス・メディカル・ケア―印人工透析大手を買収―

人工透析事業を製品製造から治療まで垂直統合で展開する独フレゼニウス・メディカル・ケア(FMC、バート・ホムブルク)は2日、印人工透析サービス大手サンドール・ネフロ・サービシズの資本85%を取得し買収すると発表した。インド

年金給付利率を低く設定することは違法か

企業年金の給付原資(Versorgungskapital)に適用される給付利率を雇用主が決定することになっている場合、同利率を低めに設定することは違法なのだろうか。この問題をめぐる係争で最高裁の連邦労働裁判所(BAG)が

ブレーン―次世代甘味料の開発でロケットと提携―

産業用バイオテクノロジー企業の独ブレーン(ツヴィンゲンベルク)は29日、天然甘味料・甘味増強剤の開発に向けて同社と子会社アナリティコン(AnalytiCon)、および植物由来の食品素材を製造する仏ロケット(Roquett

不動産データマイニングサービス  エストニア

ベルリン、ロンドン、ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコの5都市を対象に、各都市の住環境や生活水準をグラフィカルに伝える。情報は大気汚染や騒音のレベル、犯罪率、失業率、所得の分布状況、医療水準、教育レベルや付近の学校の

企業年金の支給で最高裁判決

雇用主との個別契約で企業年金の受給を保障された被用者を、雇用主が従業員代表との社内協定で取り決めた集団的な企業年金の受給対象から除外することは認められるのだろうか。この問題をめぐる係争で最高裁の連邦労働裁判所(BAG)が

高齢化と国家債務~ロシア

高齢化が進むロシアに米格付大手スタンダード&プアーズ(S&P)が警鐘を鳴らしている。現在のシステムが継続したと仮定した場合、高齢化に伴う歳出(年金・医療費など)は現行の国内総生産(GDP)比13%から2050年

メルク―MS治療薬の承認再申請、EMAが受理―

製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は18日、多発性硬化症(MS)治療薬「クラドリビン」の承認申請を欧州医薬品審査庁(EMA)が受理したと発表した。同薬に対しては欧米の医薬品当局が否定的な見解を表明したため、同社は20

ドイツ人の1割以上が予防接種拒否

予防接種は絶対に受けないと考えているドイツ人の割合が13%に上ることが、世論調査機関フォルサがボーフム鉱業共済保険組合の委託で実施した市民アンケート調査で分かった。予防接種を拒否する理由としては「人体への長期の影響に懸念

GKNドライブライン、ポーランドで新生産棟を稼働設

英駆動系自動車部品大手のGKNドライブラインは4日、ポーランド南西部のオレシニツァに建設していた新生産棟を稼働させたと発表した。生産能力の増強により、同地域における高性能なサイドシャフトとプロペラシャフトの需要拡大に対応

エボニック―西社の飼料用プロバイオティクス事業を買収―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は5日、スペインの飼料添加剤大手ノレル(NOREL)からプロバイオティクス事業を譲り受けることで合意したと発表した。食の安全に対する消費者の意識の高まりを受け、抗生物質を使わない飼料

エボニック―骨折治療用の生分解性複合材料を開発―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は21日、骨折治療に用いる生分解性の複合材料を開発していると発表した。開発に成功すれば、これまで利用されてきた金属製の内固定材料(ネジやプレート)は不要となり、患者負担は大幅に軽減さ

社会保険料の対給与比率、来年は5年ぶりに40%突破

給与支給額に対する社会保険料の比率が来年、5年ぶりに40%を超える見通しであることが、独雇用者団体連合会(BDA)の調べで分かった。社会保険料は基本的に労使が折半していることから、企業の人件費負担が膨らみ、ドイツの競争力

育休取得の男性が増加、全体の3分の1以上に

連邦統計局が21日発表したデータによると、2014年に子供が生まれた父親のうち育児休暇手当(Elterngeld)を受給したのは34.2%で、前年を2.2ポイント上回った。育休手当を取得する男性は同08年が20.8%、1

欧州裁が英政府を支持、移民の児童手当制限めぐり

欧州司法裁判所は14日、英政府が他のEU加盟国からの移民の児童手当を制限していることを認める判決を下した。欧州委員会はEU法に反するとして提訴していたが、訴えは棄却された。 英国では同国の手厚い社会保障制度の恩恵を受ける

5月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1.2%に上昇

ドイツ連邦統計局は10日、5月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.1%、前月比が0.3%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたイン

新薬の治験件数、ドイツは米に次ぐ2位に

研究開発型製薬工業会(VfA)は10日、ドイツで昨年実施された新薬の治験件数は599件に達し、米国(2,397件)に次ぐ世界2位に付けたと発表した。3位は英国(547件)。日本は302件で9位だった(表1を参照)。VFA

モンサントの除草剤成分、加盟国が認可延長で合意できず

EU加盟国は7日、米農薬大手モンサントが開発した除草剤「ラウンドアップ」の主成分で、発がん性が疑われる「グリホサート」の認可期間を最大18カ月延長する案を否決した。反対票を投じたのはマルタのみで、28カ国のうち20カ国が

保養休暇は有給休暇扱いが妥当か

予防医療ないしリハビリのための休暇を有給休暇に算入してはならない。これは有給休暇法(BUrlG)10条に記されたルールである。では、健康保険組合から補助金を受けて被用者が保養休暇を取る場合、この休暇を有給休暇扱いとするこ

トルコ、電気・電子機器や医療、エネルギーが有望分野

トルコで電気機器・設備の生産が拡大している。同国統計局(TUIK)によると、電気機器の生産額は1‐3月期に前年同期比で1.1%増加した。世帯数の増加に伴い、家庭用及び台所用機器とエンターテイメント機器の需要が増えており、

仏製薬サノフィ、新インスリン製剤のロシア生産開始

仏製薬大手サノフィは先ごろ、ロシア西部オリョール州ヴォストクにある工場で新しいインスリン製剤の生産を開始した。現地メディアによると、新ラインへの投資額は15億ルーブル(約2,000万ユーロ)に上った。 生産されるのは、昨

バイエル―ゲノム編集の特許利用権を取得―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は17日、アイルランド企業ERSゲノミクスが管理するゲノム編集の特許を利用することで合意したと発表した。バイエルはゲノム編集技術を活用して遺伝子疾患の治療法を開発・市場投入する方針を

グリューネンタール―縫合用絆創膏メーカーと提携―

医薬品大手の独グリューネンタール(アーヘン)はこのほど、新興企業アドヘシス・メディカル(Adhesys Medical)と提携合意したと発表した。アドヘシスが開発中の縫合用特殊絆創膏を共同開発に切り替える。欧州とラテンア

たばこ販売の新規制が施行、11カ国で国内法整備に遅れ

香り付きたばこの販売禁止や電子たばこに対する規制などを柱とする「たばこ製品の製造・広告・販売に関する改正指令」が20日、施行された。EU加盟国は2年前に制定された指令に沿って、同日までに国内法を整備することを義務付けられ

バイエル、ゲノム編集の特許利用権取得

製薬大手の独バイエルは17日、アイルランド企業ERSゲノミクスが管理するゲノム編集の特許を利用することで合意したと発表した。バイエルはゲノム編集技術を活用して遺伝子疾患の治療法を開発・市場投入する方針を打ち出しており、昨

シーメンス―がん診断の新興企業を買収―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は17日、医療機器部門シーメンス・ヘルスケアががん診断の新興企業である独NEOニュー・オンコロジーを3月末に買収したと発表した。診断分野のポートフォリオを拡充する狙い。買収金額は明らか

エストニアとフィンランド、デジタル分野での提携強化

エストニアのロイヴァス首相は10日、訪問先のフィンランドで同国のシピラ首相と会談し、デジタル分野での提携強化に向けたロードマップを含む共同声明に署名した。データ交換や電子サービスの相互利用を目的とする。 両国政府は商業登

医療用大麻に公的健保が適用、法案を閣議で了承

ドイツ政府は4日の閣議で、改正麻酔薬法案を了承した。医療用大麻を公的健康保険の給付対象に加えることが柱。法案は議会の承認を経て来年春から施行される見通しだ。 ドイツでは医療用大麻の処方が認められているものの、保険医療の対

シーメンス―1-3月期営業益28%増加―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が4日発表した2016年1-3月期(第2四半期)決算の産業部門の営業利益は21億1,500万ユーロとなり、前年同期比で28%増加した。コスト削減が奏功。火力発電設備などを手がけるパワー

フレゼニウス・メディカル・ケア―業績好転―

人工透析大手の独フレゼニウス・メディカル・ケア(バート・ホンブルク)が3日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は前期比8.8%増の2億2,800万ドルに拡大した。過去3年間は主力市場・米国の医療改革が響

義歯治療費の平均は1580ユーロ、最高はバイエルン州

ドイツの義歯治療費は平均1,580ユーロ(2014年)に上ることが、公的健保最大手のバーマーGEKが3日発表した歯科レポートで分かった。州別でみるとバイエルンなど南部の州で高く、東部州では低い傾向がみられる。南部州は所得

経済成長の陰で~トルコ

エルドアン政権の下で目覚ましい成長を続けてきたトルコ経済だが、その陰で多くの人が犠牲になっている。安全よりも成長を優先させた結果、あってはならない事故が多発し、仕事中の死亡者は昨年、1,730人にも上った。 イスタンブー

ハンガリーとキルギス、経済関係強化へ

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は4月26日、訪問先のキルギスで同国のアルマズベク・アタンバエフ大統領やエルラン・アブディルダエフ外相、タラントベク・バティラリエフ保健相らと会談し、両国の経済関係を強化することで合意し

たばこ広告規制強化へ、法案を閣議決定

ドイツ政府は20日の閣議で、たばこ広告の規制を大幅に強化する法案を了承した。同国ではショック画像と警告文をたばこのパッケージに印刷することを義務づける法案が5月に施行される予定。政府はさらに広告規制を強めることで、特に青

バイエル―1-3月期営業益16%拡大―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が26日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBITDA、特別項目を除く)は前年同期比15.7%増の34億400万ユーロと大きく拡大した。全ての事業部門で

モルフォシス―難病sIBM治療薬の治験で成果出ず―

独バイオ企業モルフォシス(マルティンスリート)は21日、難病・封入体筋炎(sIBM)の治療薬として製薬大手ノバルティスと共同開発中の治療薬「ビマグルマブ( Bimagrumab)」の治験で期待した成果を上げることができな

独民間企業の人件費、昨年は2.7%上昇

ドイツ連邦統計局が欧州連合(EU)統計局ユーロスタットのデータをもとに26日発表した同国の民間企業の人件費は昨年、1時間当たり1人32.70ユーロとなり、前年から2.7%上昇した。EUの先進国で上げ幅がドイツを上回ったの

IHHヘルスケア、ブルガリアに2億5,000万レフ投資

マレーシアの病院大手IHHヘルスケアは21日、トルコ子会社のアジバデム(Acibadem)を通じ、ブルガリアの医療機関2つを買収すると発表した。中東欧・南東欧の新興市場で事業を拡大する戦略の一環。ブルガリア最大手の地位に

グレンコア―農業部門の40%を売却―

スイスの大手資源商社グレンコア(バール)は6日、農業部門グレンコア・アグリの資本40%をカナダ公的年金投資委員会(CPPIB)に売却すると発表した。取引金額は25億ドルで、同社は約300億ドルに膨らんだ債務の圧縮に充てる

2型糖尿病で男女比逆転

ドイツ連邦統計局によると、糖尿病で2014年に入院治療を受けた人は21万3,000人で、そのうちの79%を生活習慣病である2型糖尿病が占めた。2型を性別でみると男性が57%、女性が43%。2000年時点では女性が57%を

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