2019年7月3日

Loewe:レーベ(家電)―生産停止へ、ブランド権は担保に―

高級テレビなどの家電製造を手がける独レーベ(クローナハ)は6月25日、7月1日付で生産を停止すると発表した。同社に事業資金を融通していた投資会社リバーロックが追加融資を拒否したことから、資金繰りに行き詰った。管財人は同社 […]

住宅価格が1年で5%上昇

ドイツ連邦統計局は6月26日、第1四半期(1~3月)の国内住宅価格(暫定値)は前年同期を平均5%上回ったと発表した。上げ幅は大都市で特に大きく、7大都市ではマンション・アパートで8.6%、一世帯・二世帯住宅で6.9%に上

個人消費に黄信号、雇用不安強まる

市場調査大手GfKが6月26日発表したドイツ消費者景況感指数の7月向け予測値は9.8となり、6月の確定値(10.1)を0.3ポイント下回った。同指数の悪化は2カ月連続。雇用不安の強まりが背景にあり、この傾向が続くとドイツ

突然の休校、子供の世話のために勤務は免除されるか?

ドイツは6月、猛暑に襲われ、同月の最終週には各地で月の最高気温を更新したほどの記録的な暑さとなった。そうした日は学校が独自の判断で午後から休校とすることがある。大半の子供にとっては嬉しいことだろう。だが、仕事を持つ親にと

主要就労年齢層が35年までに最大12%減少

主要な就労年齢層に当たる20~66歳の人口が2035年までにドイツで7.7~11.6%減少するとの予測を、ドイツ連邦統計局が6月27日に発表した。移民は900万人の純増となるものの、少子高齢化に伴う人口減を長期的にとどめ

6月インフレ率1.6%に上昇

ドイツ連邦統計局が6月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.6%増となり、上げ幅(インフレ率)は前月の同1.4%から拡大した。前月は祝日配置の関係で旅行分野を中心にサービス価格が急落しており、その反

BASF(化学)―組織再編、従業員5%を削減へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は6月27日、組織再編計画を発表した。昨秋に打ち出したコスト削減計画の一環で、顧客に直接、関係する各地の子会社やサービスユニットの権限を強化するとともに本社機能を削減。事業

輸入物価が下落、エネルギーの低下が響き5月は-0.3%に

ドイツ連邦統計局が6月28日発表した5月の輸入物価指数は前年同月比0.3%減となり、これまでの上昇から下落へと転じた。前月はプラス3.3%だったエネルギーの変動率がマイナス4.1%へと転落したことが最大の押し下げ要因。エ

CATL(電池)―独セル工場への投資を7.5倍に拡大―

中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)がドイツに建設するセル工場への投資額を7.5倍に引き上げることを決めたもようだ。同社が公開した情報として複数のメディアが報じた。 CATLは昨年7月、独中部のテューリンゲ

電池セル生産の研究用工場、ミュンスターへの設置を国が決定

ドイツのアンヤ・カルリツェク教育・研究相は6月28日、電池セルの生産技術を開発する研究用工場を同国西部のミュンスターに設置すると発表した。自動車やエネルギー業界で電池の重要性が高まるなかで、電池の構成単位であるセルの供給

7月1日付の法令改正

・公的年金受給者の就労促進に向けた法律が施行。

早期年金受給者を対象とする年金受給額と勤労収入の相殺ルールも改善

妊娠13週目以降に流産した女性に解雇保護規定が適用に(6月中に施行済み)

Mars:マース(食品)―健康食の独スタートアップを買収―

製菓大手の米マースは6月27日、健康食品を手がける独スタートアップ企業フードスプリングの過半数資本を取得し、子会社化することで合意したと発表した。消費者の健康志向の高まりを踏まえた措置。出資比率と買収金額は明らかにしてい

6月の最高気温更新、バート・クロイツナハで39.3度に

西南ドイツのバート・クロイツナハで6月30日午後3時半に気温が39.3度に達し、同月のドイツ最高を記録した。26日に独東部のコッシェンで記録した6月最高(38.6度)をわずか4日で更新しており、今年6月の猛暑ぶりがうかが

Schaeffler:シェフラー(軸受け)―摩擦材工場を売却―

軸受け大手の独シェフラー(ヘアツォーゲンアウラハ)は1日、同国西部のハムにある摩擦材工場を同工場の経営陣に売却(MBO)すると発表した。自動車向け部門の整理方針に基づく措置。売却金額は公表しないことで合意した。同取引は独

Thyssenkrupp:ティッセンクルップ

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは12日、欧州鉄鋼事業を印同業タタ製鉄と合弁化する計画の進展が遅れていることを明らかにした。

合弁実現の前提となる労組の承認獲得にタタが手間取っているためで、来年1月に合弁を設立するという時程表に黄信号が灯りだした。

ティッセン側は労組の同意を昨年12月に確保している。

機械業界が生産予測引き下げ、-2%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は2日、独業界の今年の生産高を従来予測の実質1%増(前年比)から同2%減へと引き下げた。下方修正は2度目。当初は2%増を見込んでいた。年初以降の新規受注が振るわないうえ、先行き見通しも悪いこ

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