2022年11月16日

中国企業による独半導体工場買収を不許可

ドイツ政府は9日の閣議で、同国の半導体メーカー、エルモス・セミコンダクターのドルトムント工場を中国同業の賽微電子(サイ・マイクロエレクトロニクス)が完全買収する計画を認可しないことを決定した。ドイツの公共秩序と安全にとっ […]

湿地再生戦略を閣議了承、温暖化防止や動植物種の保護に向け

ドイツ政府は9日の閣議で、国家湿地保護戦略を了承した。湿地は大気中の温室効果ガスを削減する効果が極めて高いにもかかわらず、国内の湿地の大半が干拓された結果、そうした効果が大幅に失われている現状を改めていく。希少・絶滅危惧

インフレ率が2カ月連続で統一後の最高更新

連邦統計局が11日発表した10月の消費者物価指数は前年同月比で10.4%上昇し、東西ドイツ統一後最高のインフレ率を2カ月連続で更新した。エネルギー価格の高騰とそれに伴う幅広い分野での値上げに加え、サプライチェーンのひっ迫

欧州委が排ガス新規制案「ユーロ7」発表、EVも規制対象に

欧州連合(EU)の欧州委員会は10日、自動車の新たな排ガス規制案「ユーロ7」を発表した。排ガスに加え、タイヤやブレーキの摩耗で生じる粒子状物質の排出も厳しく規制するというもので、電気自動車(BEV)なども規制対象となる。

欧州委が財政ルール見直し案発表、柔軟な債務削減可能に

欧州連合(EU)の欧州委員会は9日、財政ルールの改正案を発表した。厳しすぎるとされる財政規律を見直し、各加盟国の財政健全化を重視しながらも、柔軟な債務削減を可能とし、地球温暖化対策で必要となる環境投資などの障害にならない

ボッシュ―量子コンでIBMと協業、DXには100億ユーロ投資―

IoT大手の独ボッシュは9日、同社主催のイベント「ボッシュ・コネクテッド・ワールド」で、米IT大手IBMと量子コンピューティング分野で協業すると発表した。モーターや燃料電池など炭素中立のパワートレインに投入する材料のシミ

インフィニオン―独東部に新工場、過去最大の50億ユーロ投資―

半導体大手のインフィニオンは14日の決算発表で、ドイツ東部のドレスデンに新工場を建設する計画を明らかにした。脱炭素化とデジタル化の潮流を受けて需要の加速が見込まれることから、生産能力を大幅に引き上げる。 個別投資では同社

インフィニオン―スマートエアコンを見本市に出展―

半導体大手のインフィニオンは11日、ミュンヘンで開催される国際コンポーネント・システム・アプリケーション専門見本市「エレクトロニカ2022」(15~18日)にスマートエアコンを出展すると発表した。産業パワーコントロール部

シェフラー―セラミック部品メーカーを買収―

軸受大手の独シェフラーは14日、超硬素材の有力企業であるルクセンブルクのセラティジットから軸受部品子会社セラスピン(CERASPIN)を完全買収することで合意したと発表した。産業向け事業を強化する狙い。取引金額は公表しな

BMW―英オクスフォード工場は存続か―

高級車大手の独BMWが小型車ブランド「ミニ」を手がける英オクスフォード工場を存続させるとの観測が浮上している。同工場をめぐっては電気自動車(BEV)モデルの生産を全量、中国に移管するとの観測がある。ミニの内燃機関車製造は

ラインメタル―スペインの弾薬メーカーを買収―

軍需大手の独ラインメタルは14日、スペイン爆薬大手のマクサムから子会社エクスパル・システムズを完全買収することで合意したと発表した。弾薬事業を強化する狙い。エクスパルを12億ユーロと評価して取引を行う。来年夏までの買収手

日立エナジー―送電大手から系統連係設備を受注―

日立エナジーは10日、ドイツで送電事業を展開する蘭テネットからモジュール式系統連系設備一式を受注したと発表した。受注には420キロボルト(kV)で世界初の六フッ化硫黄ガス(SF6ガス)フリーのガス絶縁開閉装置(GIS)「

ドイツ鉄道―エジプトの電化路線を運営へ、総延長2000キロ―

ドイツ鉄道(DB)は8日、高速鉄道に対応したエジプト初の長距離電化路線網の運営とメンテナンスを同国政府から受注したと発表した。総延長は高速鉄道網で世界6位の2,000キロメートル。エジプト史上最大の鉄道プロジェクトだ。契

ランクセス―エネ高騰など受け独投資を抑制―

化学大手ランクセスのマティアス・ツァッヒェルト社長は9日の決算発表で、ドイツ本国への投資を抑制する考えを表明した。エネルギー価格の高騰と「過度の規制」を踏まえた措置で、競争力を維持するために必要最低限度の水準へと引き下げ

バイエル―農薬開発のスタートアップ買収―

ライフサイエンス大手の独バイエルは10日、農薬開発のスタートアップ企業ターゲノミクス(Targenomix)を買収すると発表した。持続可能であるとともに気候変動や除草剤耐性雑草の増加などの課題に対応する農薬の開発を加速す

ビオンテック―シンガポールで工場取得―

バイオ医薬品製造の独ビオンテックは14日、スイス製薬大手のノバルティスからシンガポール工場を取得することで合意したと発表した。全世界でプレゼンスを強化する戦略に基づく措置で、伝令RNA(mRNA)ベースのワクチン、治療薬

VW

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は14日、電気自動車(BEV)「ID.3」の累積販売台数が50万台となり、目標を1年前倒しで達成したと発表した。受注残は前年同期を65%上回る13万5,000台に上っており、生産は

独初のLNGターミナルが完成、年末年始に始動

独経済省は15日、ヴィルヘルムスハーフェン港で同国初のLNG(液化天然ガス)受け入れターミナルが完成したと発表した。ドイツでは浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備(FSRU)合わせて6隻が2023年末までに稼働することになって

デュースブルク市が華為とのスマートシティ計画を凍結

独西部のデュースブルク市が、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の協力を受けて実施予定のスマートシティ・プロジェクトを凍結している。同市の確認を得た情報として経済紙『ハンデルスブラット』が報じたもので、広報担当者は

化学・製薬業界売上が2年ぶりに減少

独化学工業会(VCI)が14日に発表した同国化学・製薬業界の7-9月期の売上高は631億ユーロとなり、営業日数・季節調整ベースで前期を1.6%下回った。売上減は2年ぶり。生産が大きく落ち込んだうえ、値上げ幅も比較的小さか

電機業界の新規受注10カ月ぶりに減少

電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独電機業界の9月の新規受注高は前年同月比0.1%減となり、10カ月ぶりに縮小した。比較対象の2021年9月は大型受注の効果で水準が大幅に押し上げられており、今年9月の水準が低いわけ

フランクフルト空港ターミナル2、26年から数年閉鎖へ

フランクフルト国際空港運営会社フラポートは15日、同空港のターミナル2を2026年から閉鎖すると発表した。同年にターミナル3が開設され乗客処理能力が高まることから、ターミナル2の運営を停止し全面改修する。改修期間は2~3

「国の支援はピンポイントで」=5賢人委

政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は9日、『秋季経済予測(経済鑑定)』を提出した。今回の重点テーマはエネルギー危機と高インフレ問題。政府が市民や企業の負担軽減策を行っていることを原則的に評価しながらも、不適切な措

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