ドイツ最大のゼクト(スパークリングワイン)メーカーRotkaeppchenの経営が好調だ。経済危機にもかかわらずこれまでのところ販売に陰りは出ておらず、同社のグンター・ハイゼ社長はdpa通信の取材に対し2010年も国内のゼクト消費量が維持されることに期待感を表明した。
\同社の2008年のゼクト販売実績は前年比およそ8%増の1億3,940万本で、そのうち主力ブランド「Rotkaeppchen」が9,090万本を占めた。売上高も4.4%増の7億4,100万ユーロに拡大している。
\ゼクト以外にも蒸留酒、スティルワイン(発泡しない通常のワイン)も手がけており、08年の販売実績はそれぞれ5,190万本、750万本に上った。スティルワインの分野では09年10月に「Blancet」ブランドを買収したため、今後は販売本数が大きく増える見通し。
\ドイツの08年の発泡ワイン消費量は1人当たり3.88リットルで、前年の同3.76リットルからやや増加した。
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