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2010/1/27

企業情報

Voith AG―人員削減が利益圧迫―

この記事の要約

機械大手の独Voith(ハイデンハイム)が20日発表した2009年9月通期決算の最終利益は7,700万ユーロで、前期の1億4,400万ユーロから47%減少した。景気悪化に伴う人員削減や金利収入の減少、為替差損が響いた。本 […]

機械大手の独Voith(ハイデンハイム)が20日発表した2009年9月通期決算の最終利益は7,700万ユーロで、前期の1億4,400万ユーロから47%減少した。景気悪化に伴う人員削減や金利収入の減少、為替差損が響いた。本業は堅調で売上高は3%増の50億4,000万と初めて50億ユーロを突破。営業利益は16%増の3億5,600万ユーロに拡大した。

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同社は世界的な不況を受け、景気の影響を早い時点で受けやすい製紙機械と産業サービスの2部門で従業員の整理を実施、3,600人以上を削減した。これに伴うコストは9,700万ユーロに上る。

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世界的な不況にもかかわらず安定した売り上げと営業利益を確保したのは、事業分野が幅広いためだ。製紙機械の不振や自動車産業からの需要急減を水力発電設備やその他の製品で吸収したという。

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受注高は49億5,000万ユーロで、前期の60億9,000万ユーロから19%減少した。ただ09年10-12月期の受注高は前年同期を大きく上回ったといい、経営陣は2010年9月通期の売上高と利益が09年9月期の水準に達すると予想している。経済危機については長期化するとの見方を示した。

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『ハンデルスブラット』紙によると、同社は適切な対象があれば他社の買収に踏み切る意向で、すでに社債3億ユーロ、担保付社債1億5,000万ユーロを発行した。金融システムが依然として不安定なため、銀行融資を当てにするのは危険だとみている。

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