自販機・アミューズメント機器の業界団体VDAIは18日、2009年の業界売上高が前年比2.5%増の45億ユーロに拡大したと発表した。08年の成長率6.7%には及ばなかったものの、景気後退の中で健闘した。
\部門別の売上高は、アミューズメント機器が35億ユーロで、残り10億ユーロは自販機が占めた。アミューズメント機器ではスロットマシンが33億ユーロと大半を占める。06年の改正遊技場政令(SpielV)でスロットマシンの設置規制が緩和されたことや、09年に新技術ガイドライン(TR4.1)が導入されたことを受け、スロットマシンの増設や新規定に対応したマシンへの入れ替えが加速していることが背景にある。
\VDAIによると、05年に18万3,000台だったスロットマシンの設置台数は07年に20万7,000台、08年に21万台、09年には21万2,000台へと拡大した。一方、法改正で設置が禁止された高額の配当金がでる(ジャックポット)スロットマシンなど約8万台については撤去がほぼ完了したという。
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