ドイツのアナログ玩具市場規模は昨年24億ユーロとなり、前年比で5%拡大した。ニュルンベルク玩具見本市(2月4~9日)の開幕を目前に控え市場調査会社NPDグループが明らかにした。
\成長率5%は近年の最高水準。成長率の内訳は2ポイントが販売量の増加で、残り3ポイントは値上げと顧客がより高い玩具を購入したことによるという。
\NPDグループの調査では小さな子供を持つ親が玩具の購入で製品の安全性を最も重視していることも分かった。これに品質、教育的な効果が続き、価格はあまり重視されていない。
\一方、テレビゲーム市場規模は最大5%減の18億5,000万ユーロに縮小したもようだ。斬新なゲームの不在が響いたという。
\今年の見本市には世界64カ国から2,625社が出展する。展示されるゲームの種類は約100万で、新製品は約7万に上る。主催者は業界関係者がおよそ7万5,000人来場すると見込んでいる。
\今回は製品の安全性に関する欧州連合(EU)指令をテーマとしたシンポジウムを初めて開催する。メーカーの60%を占める中小企業の啓発が目的で、主催者はこうした取り組みにより輸出が拡大することを期待している。
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