自動車部品大手の独Webasto(シュトックドルフ)はカブリオレ用ルーフ事業の売上高を2010年代半ばまでに現在の3億2,000万ユーロから5億ユーロに拡大する意向だ。同社のホルガー・エンゲルマン取締役(財務担当)が9日付『ハンデルスブラット』紙掲載のインタビュー記事で明らかにした。世界最大手になるのが目標だとしている。
\Webastoは昨年2月に倒産した同業Edschaのカブリオレ用ルーフシステム事業を推定5,000万ユーロで買収。これにより同事業の規模を大幅に拡大し、欧州市場では約50%のシェアを獲得した。
\カブリオレ用ルーフシステム市場ではカナダ・オーストリア系Magnaの子会社CTSが最大のライバル。CTSは昨年倒産した車両OEMメーカー、独Karmannの当該事業を買収する考えで、このほど独連邦カルテル庁に計画の許可申請を行った。
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