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2010/2/10

企業情報

Faurecia S.A.―独Plastalを買収―

この記事の要約

仏自動車部品大手のFaurecia(ナンテール)は3日、独自動車部品メーカーPlastalのドイツ事業を買収することで合意、契約を交わしたと発表した。Plastalはバンパーやインストルメント・パネルなどの樹脂部品を生産 […]

仏自動車部品大手のFaurecia(ナンテール)は3日、独自動車部品メーカーPlastalのドイツ事業を買収することで合意、契約を交わしたと発表した。Plastalはバンパーやインストルメント・パネルなどの樹脂部品を生産している。Faureciaは今回の買収より、顧客層や製品ラインアップが広がるほか、ドイツに研究開発拠点を確保できる。

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Plastalは親会社であるスウェーデンの自動車用樹脂部品メーカーPlastal Holdingの倒産を受けて、2009年3月に会社更生手続きを開始。同手続きにより親会社から完全に分離された。

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Plastalは独南部バイエルン州のヴァイセンブルクに本社を置く。FordやAudi、BMW、Daimler、Porscheなど顧客に持ち、2009年は売上高で4億800万ユーロを計上した。ドイツには研究開発拠点1カ所を含め計6カ所に拠点を持ち、従業員約2,000人を擁する。フランスとスペインの子会社は会社更生手続きの対象外となっており、今回の取引にも含まれていない。両子会社の従業員数は合わせて約1,200人。独地方紙『ヴァイセンブルガー・タークブラット』(4日付、電子版)によると、Faureciaは今年半ばまでに両子会社を買収する権利を持つ。

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Plastalのドイツ事業は買収後、Faureciaの外装部品事業(FAE:Faurecia Automotive Exteriors)に統合される予定。取引成立には欧州カルテル当局の認可が必要となる。

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