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2010/2/24

企業情報

Duerr AG―09年は最終赤字に転落―

この記事の要約

塗装設備大手の独Duerr(ビーティヒハイム・ビシンゲン)が18日発表した2009年12月通期決算の最終損益は2,600万ユーロの赤字となり、前年の黒字(3,400万ユーロ)から悪化した。同社は売り上げの85%を自動車産 […]

塗装設備大手の独Duerr(ビーティヒハイム・ビシンゲン)が18日発表した2009年12月通期決算の最終損益は2,600万ユーロの赤字となり、前年の黒字(3,400万ユーロ)から悪化した。同社は売り上げの85%を自動車産業向けの取引で得ており、同産業低迷のしわ寄せを受けた格好だ。売上高は前年比33%減の10億7,800万ユーロ、新規受注高は19%減の11億8,500万ユーロ。経営陣は配当を見送る方針。

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2010年12月期は最終利益で収支トントン以上を見込む。09年第4四半期(10~12月)の新規受注高は前年同期比81%増の3億3,900万ユーロと好調で、同年12月末時点の受注残高も前年末から8%増の10億200万ユーロまで回復した。経営陣は中国やブラジルがけん引役となり、今年の売上高が7%以上、新規受注高も5~10%拡大すると予想している。

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09年は正社員の数が1年間で7%減り5,712人となった。現在は操短をほとんど実施していないという。

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