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2010/2/24

経済産業情報

工作機械業界、09年生産高は30%減に

この記事の要約

ドイツ工作機械工業会(VDW)が17日発表した加盟企業の2009年生産高は前年から30%減少し、99億ユーロに落ち込んだ。世界的な経済危機の直撃を受けた格好で、受注高は55%減の62億ユーロと激減している。減少幅は国内が […]

ドイツ工作機械工業会(VDW)が17日発表した加盟企業の2009年生産高は前年から30%減少し、99億ユーロに落ち込んだ。世界的な経済危機の直撃を受けた格好で、受注高は55%減の62億ユーロと激減している。減少幅は国内が61%で、中国などアジアの需要増があった国外も50%と大きかった。設備稼働率は67.6%と通常時の平均88%を20ポイント以上下回っている。

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ただ、09年第4四半期の受注高は前年同期比で12%増加。同年7、8月の最低水準からは60%も拡大するなど、回復の兆しも出てきた。

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VDWのマーティン・カップ専務理事は、今年上半期も回復基調が続くとしながらも、受注増が生産拡大につながるには6~8カ月かかるため、生産高が増加に転じるのは下半期になると指摘。2010年も通期生産高が前年比10%減となり、引き続きマイナス成長になるとの見通しを示した。生産高の減少幅を10%に抑えるには、受注を40%増やす必要があるという。

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加盟企業の09年末の従業員数は計6万6,000人で、減少幅は8.2%にとどまった。同業界で操短の動きが広がったのは昨年半ば以降で他の業界より遅く、操短は今後もしばらく続く見通しという。

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