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2010/3/3

総合 - ドイツ経済ニュース

1月輸入物価、15カ月ぶりに上昇

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が1日発表した2010年1月の輸入物価指数は前年同月比プラス1.4%となり、08年10月以来15カ月ぶりに上昇した。エネルギー価格が11.3%上がり全体を押し上げた格好で、原油と石油製品を除いたコアの同物 […]

ドイツ連邦統計局が1日発表した2010年1月の輸入物価指数は前年同月比プラス1.4%となり、08年10月以来15カ月ぶりに上昇した。エネルギー価格が11.3%上がり全体を押し上げた格好で、原油と石油製品を除いたコアの同物価変動率はマイナス2.6%だった。輸入物価は前月比では1.7%上昇、4カ月連続で上がった。

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原油価格は前年同月比で66.2%、前月比で6.9%上昇し、石油製品もそれぞれ40.0%、5.4%高くなった。一方、天然ガスは前年同月比がマイナス35.4%となったのに対し、前月比は2.9%上昇。石炭は前年同月比がマイナス29.4%、前月比もマイナス3.0%となった。

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金属の価格変動率は粗銅が前年同月比プラス105.1%(前月比プラス7.7%)、非鉄金属鉱石がプラス60.7%(同プラス8.3%)、ニッケルがプラス51.0%(プラス10.9%)、非鉄金属(半製品を含む)がプラス26.4%(プラス5.7%)、鉄鉱石がマイナス31.6%(プラス2.2%)、鉄・鉄鋼・鉄合金がマイナス8.8%(プラス2.9%)、アルミナがマイナス8.4%(プラス2.2%)だった。

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1月の輸出物価は前年同月比で0.4%上がり、ここでも14カ月ぶりに上昇へと転じた。前月比の変動率はプラス0.6%だった。

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