欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2010/3/3

経済産業情報

独広告市場、オンライン広告がシェア3位に

この記事の要約

ドイツの広告市場でオンライン広告の比重が高まっている。独デジタル産業連盟(BVDW)が18日発表した最新統計によると、2009年の独オンライン広告市場(古典的ネット広告と検索連動型、アフィリエイト)は前年比12%増の41 […]

ドイツの広告市場でオンライン広告の比重が高まっている。独デジタル産業連盟(BVDW)が18日発表した最新統計によると、2009年の独オンライン広告市場(古典的ネット広告と検索連動型、アフィリエイト)は前年比12%増の41億ユーロに拡大。広告市場全体に占めるシェアも前年比1.7ポイント増の16.5%に増え、一般誌(13.9%)を抜いてテレビ、新聞に次ぐ第3位の広告媒体に浮上した。

\

オンライン広告の種類別売上高は、バナー、ポップアップなどの古典的広告が13%増の21億7,000万ユーロ、検索連動型広告が10%増の16億2,000万ユーロ、成果報酬連動型のアフィリエイトが15%増の3億1,000万ユーロだった。

\

古典的広告のなかで特に人気が高まっているのは動画広告で、出稿件数ベースで前年の2.5倍に拡大した。背景広告(Wallpaper)も1.7倍に増えている。一方、バナー広告は30%減、フローティング/オーバーレイ広告も13%減となった。

\

古典的ネット広告の広告主はサービス業が3億ユーロでトップ。次いで小売・通販(2億500万ユーロ)、電気通信(1億6,100万ユーロ)、金融(1億4,800万ユーロ)の順だった。広告費全体に占める古典的ネット広告の割合が高かったのはコンピューター・オフィス関連(26%)、サービス業(25.7%)、電気通信(18.5%)だった。

\