メディア調査会社Nielsen Media Reseachによると、ドイツ広告業界の今年第1四半期の総売上高は前年同期比8.3%増の約55億ユーロに拡大した。経済危機の影響で前年同期の数値が低かったことが増収の主因だが、3月の増収幅は13.5%と1、2月の各5.0%、4.8%を大きく上回っており、景気の回復基調も増収に反映されている。
\広告部門別の総売上高はテレビが16.4%増の24億ユーロで、全体の半分近くを占めた。オンライン広告も堅調で17.1%増の4億3,800万ユーロに拡大。映画産業の好調を背景にポスターも7.5%増えて1億9,600万ユーロに達した。映画館は1,500万ユーロで、62%の大幅増となっている。
\日刊紙は0.5%増の13億ユーロ、総合雑誌は0.7%増の8億ユーロとそれぞれ微増にとどまった。ラジオは1.4%減の3億100万ユーロで、専門雑誌も2.8%減の9,800万ユーロに縮小している。
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