連邦統計局が27日発表した2010年3月の独輸入物価指数は前年同月比プラス5.0%となり、4カ月連続で上昇した。上げ幅は08年9月以降で最高。エネルギー価格が高騰し、全体を押し上げた格好で、石油製品と天然ガスを除いた同物価の上昇率0.7%にとどまった。前月比の輸入物価上昇率は1.7%だった。
\エネルギー価格の上昇率は前年同月比で22.1%(前月比5.4%)に達した。分野別の上げ幅は原油が60.1%(同6.9%)、石油製品が57.7%(8.2%)。天然ガスは前月比が1.7%上がったものの、前年同月比はマイナス23.6%と大きく低下した。
\素材では鉄鋼製品の上げ幅が前年同月比で107.4%(前月比15.5%)、粗銅も同85.7%(同8.7%)に達した。非鉄金属全体では58.7%(7.6%)となっている。鉄鉱石は前年同月比が26.3%下がったものの、前月比はプラス4.3%となり4カ月連続で上昇した。
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