ドイツ機械工業連盟(VDMA)が19日発表した業界動向によると、独機械メーカーの2009年売上高は前年比24%減の1,780億ユーロに後退した。世界的な景気悪化による需要減が打撃となった。ただ、中国を除くほぼすべての国の業界で売上高が同様に落ち込んだため、中国(3,430億ユーロ)、米国(1,990億ユーロ)に次ぐ世界3位の地位は堅持した。
\輸出額は23%減の1,109億ユーロに縮小した。輸出の落ち込みはドイツに限らず、米国と中国もそれぞれ19.3%減の713億ユーロ、16.6%減の534億ユーロに後退しており、「輸出額世界一」というドイツのタイトルは昨年も守られた。
\独機械メーカーの輸出先上位5カ国は中国(114億ユーロ)米国(85億ユーロ)フランス(74億ユーロ)イタリア(49億ユーロ)英国(48億ユーロ)で、地域別では欧州連合(483億ユーロ)アジア(296億ユーロ)アメリカ(140億ユーロ)の順だった。一方、ドイツの輸入先ではイタリアがトップで、2位に僅差でスイスが続く。3位以下はフランス、米国、オーストリア、日本、中国となっている。
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