今月17日に高速列車「ICE3」のドアが吹き飛んだ事故を調査していたドイツ鉄道(DB)、連邦交通省、連邦鉄道局の事故調査チームは20日、3カ所あるドアの固定部分の1カ所でナットが緩み完全に固定されていなかったことが原因になったとの調査結果を発表した。同事故ではフランクフルト・ケルン間を走行中のICE3のドアが対向列車とすれ違った際に列車から外れ、対向列車を直撃。食堂車の窓など計3枚が破損し、乗客6人がけがをした。
\DBは今後2週間以内に、事故車両と同じモデル50本を対象にドアの固定状況を調べる特別調査を実施。調査が終了するまではICE3の最高速度を時速300キロから同250キロないし220キロに落として運行する。
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