スイスの独禁当局である競争委員会(COMCO)は22日、国内の電気通信大手スイス・オレンジとサンライズが提出していたい合併申請を却下した。申請を認めると、同国の移動通信市場には合併で成立する新会社と最大手スイスコムの2社しか存在しなくなり、適正な競争が行われなくなると判断した。
\スイス・オレンジの親会社フランステレコムは同子会社とサンライズの合併計画を昨年11月に打ち出した。それによると、フランステレコムはサンライズの親会社であるデンマークの通信大手TDCに15億ユーロを支払い、スイス・オレンジとサンライズの合併で成立する新会社の資本75%を取得することになっていた。
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