売春宿でコンドームの着用が義務化される可能性が出てきた。5月28日付『ザールブリュッカー・ツァイトゥング』紙によると、州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)は4日、バーデン・ヴュルテンベルク州提案の当該法案を審議するという。
\法案の狙いはズバリ、売春婦の保護である。不特定多数の男性と性交するという仕事の性質上、コンドームなしのいわゆる「生出し」はエイズなどの感染症と隣り合わせであり、当然の措置かもしれない。
\法案が施行されると、売春宿の経営者はコンドームの着用が義務であることを明記したボードなどを顧客に分かるように掲示するとともに、顧客が不着用で挿入することを禁止しなければならなくなる。違反者には罰金が科される。
\ただ、顧客がコンドームを使用したかどうかをチェックできるのは売春婦本人しかいないだろう。日本の売春防止法のような「ざる法」にならないことを願うばかりである。
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