ドイツ連邦カルテル庁は9日、同国のコーヒー豆メーカー9社が業務用コーヒーの分野で違法な価格カルテルを結んでいたとして、最初に通報したAlois Dallmayr Kaffee oHGを除く8社と業界団体DKV、およびこれら法人の幹部10人に対し総額3,000万ユーロの課徴金支払いを命じたと発表した。カルテル庁は市販用コーヒー豆、エスプレッソ分野などのカルテルで昨年12月に罰金支払いを命じたばかり。カプチーノ分野でも近日中に制裁決定を下す予定だ。
\業務用コーヒー豆のカルテルに参加した9社は少なくとも1997~2008年半ばまでの期間、DKVの内部に談合組織を作り価格を調整していた。05年初頭の談合では1キロ当たり1.4ユーロの値上げを取り決めていたという。
\制裁金を科された8社はKraft Foods Außer Haus Service GmbH、Tchibo GmbH、J.J. Darboven GmbH & Co. KG、Melitta SystemService GmbH & Co. Kommanditgesellschaft、Luigi Lavazza Deutschland GmbH、Seeberger KG、Segafredo Zanetti Deutschland GmbH、 Gebr. Westhoff GmbH & Co. KG。このうち捜査に協力したMelittaとDarbovenの2社は金額を軽減された。
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