経営再建中のKarmann（オスナブリュック）の自動車用ルーフシステム事業の買収に複数の企業が関心を示しているもようだ。16日付の独地方紙『ノイエ・オスナーブリュッカー・ツァイトゥング』の報道によると、仏受託生産メーカーのHeuliez、フィンランドのエンジニアリング会社Metso、独金融投資会社のNordwind Capital、独自動車部品メーカーのVorwerk Autotecが交渉しているもようだ。
\Karmannのルーフシステム事業については、連邦カルテル庁が5月下旬に、自動車部品大手Magnaの子会社Magna Car Top Systems（CTS）による買収申請を却下した。同取引が成立すると、欧州の自動車用ルーフシステム市場がWebasto／EdschaとCTS／Karmannの2社による寡占に陥るためだ。Magnaはカルテル庁の決定を不服とし、デュッセルドルフ高等裁判所に異議を申し立ている。
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