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2010/6/30

総合 - ドイツ経済ニュース

5月輸入物価上昇率8.5%、10年来の上げ幅に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が25日発表した2010年5月の輸入物価指数は前年同月比で8.5%上昇し、2000年11月以来およそ10年ぶりの大きな上げ幅となった。石油価格の上昇とユーロ安が主な押し上げ要因で、原油と石油製品を除いたコ […]

ドイツ連邦統計局が25日発表した2010年5月の輸入物価指数は前年同月比で8.5%上昇し、2000年11月以来およそ10年ぶりの大きな上げ幅となった。石油価格の上昇とユーロ安が主な押し上げ要因で、原油と石油製品を除いたコアの同物価上昇率は5.5%だった。前月比の輸入物価変動率は+0.6%(原油と石油製品を除いたコアベースでは+1.2%)。

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エネルギー価格の変動率は前年同月比+26.8%(前月比-2.6%)。原油は同+40.7%(同-6.6%)、石油製品も+45.0%(-1.2%)と上昇率が大きかった。一方、天然ガスは+2.9%(+2.8%)と上げ幅が比較的小さく、石炭は-14.9%(+8.7%)と大きく低下した。

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原料では非鉄金属が+48.2%(-2.3%)と大幅に上昇。粗銅は+59.5%(-4.9%)、ニッケルは+101.2%(+1.0%)と特に大きく上がった。粗鉄・鉄鋼・鉄合金は+31.2%(+2.5%)、鉄鉱石は+7.4%(+14.2%)だった。

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