独通販大手のneckermann(フランクフルト)がショッピングモール事業を強化している。現在100店となった同社サイトへの出店数を年内に150店へと拡大。2010年は売上手数料で前年比3割強増の1億ユーロを確保する計画だ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が24日付で報じた。
\同社の売り上げに占めるネット通販の割合は昨年秋時点で60%弱だった。今春にはこれが66~67%程度に拡大したという。
\ショッピングモールは1つのサイトで幅広い商品をチェック・購入できるため、顧客にとってメリットが大きい。また、出店者も知名度の高いneckermannのサイトに店舗を構えることで販売の可能性を大幅に高めることができる。同社はショッピングモールのこうした強みを活用し、業績を高めていく考えだ。
\neckermannの昨年の売上高はまだ公表されていない。目標とした前年比7,000万ユーロ減の7億5,000万ユーロは達成したとしている。前年実績を下回る目標を設定したのは採算の悪い商品の取り扱いを止め、収益力の強化を図ったため。
\