電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は17日、太陽電池のスタートアップ企業である米Sempriusに16%出資したと発表した。Sempriusの開発と量産化を支援し、高効率太陽電池分野で市場開拓に向けた布石を打つ。出資額は公表しないことで合意した。
\Sempriusは特殊レンズを用いて太陽光を高性能発電セルに集中照射させる集光型の太陽電池モジュールを開発しており、セルの変換効率は40%を超える。昨年8月からはアリゾナ州でテスト設備を稼働させている。来月には生産施設の建設を開始する予定で、Siemensは資金面で援助する。
\Siemensによると、高効率太陽電池設備の市場規模は現在小さいものの、2020年には6ギガワットに達する見通しという。
\