玩具・レジャー用品専門店の共同調達組合であるVedes(ニュルンベルク)は24日の決算発表で、今年のクリスマス商戦が好調に推移するとの見通しを明らかにした。5月上旬から中旬にかけて加盟店を対象に開いた新製品の見本市で、受注規模が前年実績を11%も上回ったためだ。同社のトーマス・メルツ社長は下半期の業績に自信を示した。
\Vedesに加盟する欧州の玩具店1,100社強の2010年売上高は5億4,800万ユーロとなり、前年比で4.1%増加した。需要拡大と値上げが反映された格好。Vedes本体の税引き前利益(EBT)は550万ユーロで、そのうち320万ユーロを加盟店への配当に回した。
\今年は1~5月期の加盟店売上が前年同期を約5%上回った。今後の需要増が期待できるのは環境意識を促進する教育的な玩具で、Playmobilの製品「Future Planet」などが有望という。
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