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2011/7/20

経済産業情報

高級ブランド店舗数はパリとロンドンがダントツ、ドイツも増加傾向

この記事の要約

不動産専門総合サービス会社のジョーンズラングラサールはこのほど、欧州主要都市の高級ブランド店舗数に関する調査結果を公表した。それによると、パリは154店舗でトップ、ロンドンは125店舗で2位となり、3位以下を大きく引き離 […]

不動産専門総合サービス会社のジョーンズラングラサールはこのほど、欧州主要都市の高級ブランド店舗数に関する調査結果を公表した。それによると、パリは154店舗でトップ、ロンドンは125店舗で2位となり、3位以下を大きく引き離した。一方、ドイツはミュンヘンの46店舗が最高で、50店舗を超える都市はなかった。

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同調査では、ジョーンズラングラサールの選んだ高級ブランド100社が欧州21都市の高級ショッピング地区で展開する店舗数を算出した。調査関係者は、高級ブランド各社は新興国に進出する一方、欧州など先進国でも店舗の改装・拡張や高級ブティック通り内で店舗移転を行うなどして販売網を強化していると指摘した。

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その傾向は昨年初期以降、ドイツで顕著になっており、各社にとって同国の重要性は増している。背景にはロンドンやパリなどに比べ高級ブティック通りのテナント料が格段に低いことがある。2013年にはフランクフルト市内のゲーテ広場に高級ブランドデパート「ゲーテプラザ」が建設される予定で、高級ブランドの店舗数は拡大する見通しだ。

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