ドイツ鉄道(DB)は25日、エネルギー大手のRWEから水力発電由来の電力を長期調達する契約に調印したと発表した。使用電力に占めるグリーン電力の割合を増やし、二酸化炭素(CO2)排出量を削減する方針。取引規模は13億ユーロに上るという。
\RWEの水力発電所14カ所から年およそ9億キロワット時(kWh)の供給を受ける。これはDBの電力消費量の8%に相当する。契約期間は2014~2028年の14年間。
\DBの電源ミックスに占める再生可能エネルギーの割合は年々拡大しており、昨年は19.8%に上った。2014年にRWEからの水力電力供給が始まると約28%に上昇、2020年までに最低30~35%を実現するとした目標に大きく近づく。DBは2050年までに使用電力をすべて再可エネに切り替える計画だ。
\同社の電源ミックスの22.2%は昨年、原子力が占めた。ドイツが原発廃止を前倒ししたことから、原発に代わる電源の確保は重要な課題となっている。
\