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2011/7/27

経済産業情報

航空税の影響鮮明に、LCC向け空港などで利用者減

この記事の要約

格安航空(LCC)の発着空港、およびオランダなどとの国境に隣接する空港で、今年上半期(1~6月)の利用客数が減少した。1月にドイツで導入された航空税の影響が出た格好。独空港連合(ADV)が20日、明らかにした。\ ADV […]

格安航空(LCC)の発着空港、およびオランダなどとの国境に隣接する空港で、今年上半期(1~6月)の利用客数が減少した。1月にドイツで導入された航空税の影響が出た格好。独空港連合(ADV)が20日、明らかにした。

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ADVによると、国内空港全体の利用客数は上半期に8.1%増加した。特にミュンヘンやフランクフルトなどのハブ空港では、乗り換え便が航空税の対象外となることもあり大幅に増えている。

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これに対し、格安航空が利用する空港では利用客が一部で激減した。背景には、ライアンエアなどのLCCが航空税の導入を受けて主に国内線のフライト数を削減したことがある。

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また、独国境に近いオランダのアイントホーフェン空港やマーストリヒト空港では利用客数がそれぞれ29.7%、71.8%と急伸する一方、これらの空港に近い独空港では減少した。ドイツの旅客が航空税を逃れるために流出したとみられる。ADVのラルフ・バイゼル会長は、「航空税がもたらす弊害が顕著になってきている」と述べ、国内雇用が縮小する可能性を指摘した。

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航空税は独国内の空港から出発するすべての旅客便に課され、課税額はフライト距離に応じて8ユーロ、25ユーロ、45ユーロとなっている。

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