駆動装置メーカーの独Getarg(ウンターグルッペンバッハ)は7月28日、車軸(アクスルシャフト)事業を英同業のGKNに売却すると発表した。経営資源を変速機に絞り込む戦略の一環で、欧州と北米における電気自動車・ハイブリッド車向け駆動装置技術の独占ライセンスも譲渡する。取引は独禁当局の審査を経て11月末までに成立する見通しだ。
\Getragが譲渡するのは欧州子会社GETRAG All Wheel Drive ABと北米子会社GETRAG Corporationの2社で、自動車部品大手の米Danaとスウェーデンの自動車大手Volvo Carも出資している。出資3社は保有株をすべてGKNに売却する。取引金額は計3億2,200万ユーロ。GKNは取引が成立すると、4輪駆動・後輪駆動装置分野で最大のシステムサプライヤーになるという。
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