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2011/8/3

経済産業情報

7月乗用車登録10%増に

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2011年7月の乗用車新車登録台数は26万907台となり、前年同月から9.9%増加した。大型バンが106%増加して全体をけん引。中大型車も25.3%増と好調だった。一方、超小型車と […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2011年7月の乗用車新車登録台数は26万907台となり、前年同月から9.9%増加した。大型バンが106%増加して全体をけん引。中大型車も25.3%増と好調だった。一方、超小型車とスポーツ車はそれぞれ20.6%減、4.9%減と振るわなかった。

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ブランド別ではランチア(130.7%増の233台)とシボレー(107.7%増の2,569台)が2倍以上の拡大したほか、ボルボ(58.1%増の2,902台)、三菱(48.9%増の2,429台)、シュコダ(42.1%増の1万898台)も大きく伸びた。

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ドイツ車では最大手のフォルクスワーゲン(VW)が32.2%増の5万9,389台と大幅に拡大。アウディ(11.1%増の2万1,234台)とオペル(11.1%増の2万579台)も平均を上回る伸びとなった。メルセデスとフォードはそれぞれ7.7%増の2万6,275台、5.9%増の1万8,283台に拡大している。一方、ポルシェは23.2%減の1,802台と大きく後退し、BMW/Mini(0.9%減の2万3,192台)とスマート(0.9%減の2,719台)もわずかながら減少した。

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三菱以外の日本車はホンダが8.4%増の1,799台、日産/インフィニティが横ばいの5,573台となったほかは軒並み減少した。各社の実績はトヨタ/レクサスが12.6%減の5,703台、マツダが5.7%減の3,085台、スズキが8.8%減の2,061台、ダイハツが3.7%減の337台、スバルが49.7%減の189台。輸入車トップの仏ルノー/ダチアも21.9%減の1万1,889台と振るわなかった。韓国の現代と起亜はそれぞれ5.9%増の6,349台、18.6%増の3,391台だった。

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新車登録に占めるディーゼル車の割合は48.6%、新車の走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は平均146.3グラムだった。トラックの新車登録台数は20.3%増の2万3,216台、オートバイは同13.4%減の1万3,902台。

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1~7月の新車登録台数は乗用車が前年同期比10.4%増の188万3,486台、トラックが同22.1%増の15万7,274台、オートバイが1.5%増の10万9,121台だった。

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