ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年8月の生産者物価指数は前月比の変動率がマイナス0.3%となり、2009年12月以来1年8か月ぶりに低下した。世界経済の減速を受けて石油価格が1.9%低下したことが大きい。インフレ圧力は今後、弱まると予想されている。
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生産者物価は前年同月比では5.5%上昇した。ただ、2月から5月にかけては上げ幅が6%を超えており、6月以降は鈍化傾向にある。
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エネルギーを除いたコアの生産者物価変動率は前年同月比がプラス3.3%、前月比がマイナス0.1%だった。
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