太陽熱発電プロジェクト開発の独Solar Millennium(エアランゲン)は6日、米国南西部で計画する計2.25ギガワットのソーラー発電プロジェクトを独同業のsolarhybridに売却すると発表した。取引にはカリフォルニア州ブライスに建設予定の世界最大のソーラーパークも含まれており、Solar Millenniumは米国市場から実質的に撤退。今後は経営資源を欧州、アジア、北アフリカ、ラテンアメリカに集中する。
\solarhybridは米子会社solarhybrid USAを通して当該事業を取得する。取引金額は非公開。solarhybridは現在、Solar Millenniumの資産査定(デューデリジェンス)を行っており、クロージングは10月末を見込む。
\ブライスのソーラーパークは出力が1ギガワット。当初はSolar Millenniumが得意とする集光型太陽熱発電(CSP)プラントを建設する計画だったが、太陽光発電モジュールの価格が大幅に下落したことを受け、今年8月に太陽光プラントへと変更された。同パークを引き継ぐsolarhybridは建設開始時期を2013年と見込んでいる。
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