独スポーツ用品大手Adidas(ヘアツォーゲンアウラハ)のヘルベルト・ハイナー社長は10日モスクワの投資家向け説明会で、ロシアをはじめとする独立国家共同体(CIS)諸国事業を重点強化すると発表した。市場の急速な拡大が見込めるためで、2015年までの期間、売上高を年率2ケタ台のスピードで拡大。昨年の7億8,600万ユーロから2013年には10億ユーロ超へと引き上げる計画だ。
\Adidasは1960年代から旧ソ連の運動選手向けにスポーツ用品を供給してきた経緯があり、CIS市場では約60%のシェアを保持。同市場2位の米Nike(シェア約20%)に大きく水をあけている。
\現地市場のさらなる開拓に向けては売り上げの大半を占める直営店を拡充。現在の776店から年末までに800店、2015年までには1,200店以上に増やす計画だ。売上高営業利益率は常に11%以上を確保するようにする。
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